2013年9月2日月曜日

Jazz 91 "Bodega Exclusive" #70050-2 - May 2012

う〜〜ん、ダサい!

これが最初にサッカニーを見た印象で、それは今も対して変わっていませんが。
しかしブスは三日で慣れると言うんですか、見慣れてくると「これはこれで良いんじゃない?」てな具合に心境の変化が起こってついに購入。

サッカニーと言えば「月面を初めて踏んだスニーカー」が枕詞になって、まぁそれしか売り文句がないんじゃない?という苦しいブランド。
商品開発でも遅れをとってブルックス、PONYなどと一緒に時代に取り残された感があったのですが。

それが今や復活の兆し。


ちなみにブルックスは初期ナイキの生産も請け負っていたASAHIゴム(現アサヒコーポレーション)が近年ライセンスを取得、日本生産でヴィンテージスタイルのスニーカーを数種類リリースしましたがこれまたいつの間にか消えてました。たった数年のライセンス契約だったのかしら?欲しかったけどサイズ展開が28cmまでって舐めてるだろ…

まぁともあれ、この物件。

ベースはJazz 91ですがボストンのショップ"Bodega"が企画した限定もの。
このBodegaが今のサッカニーの立役者と言うか、サッカニーからしたら足を向けて寝れない恩人なわけで。

実際、ここが企画したエリートラインは軒並みソールドアウトなのですが、インラインモデルはほんとにセンスが無いと言うか、その辺のチェーンの靴屋さんで客寄せのセール品として¥1.980くらいで売られていそうなもの。ヨーロッパのショップでもセール時期には必ず鎮座してる常連みたいなもの。

しかしこのBodegaモノはリリースしてボクもすぐに購入してます。だってカラーリングがカッコイイだもん。

リリースは2012年5月。ワールドワイドで限られたショップでのみ取り扱い、世界で300足限定。日本では当時福岡のショップだけだったのかな?名門ミタやATMOSですら扱ってません。ボクはHanonで購入。£79.96でした。

ちなみに本国アメリカのBodegaのショップでは一足早く2012年2月2日にリリースされています。

このエリートラインは実は本来、スニーカーフリーク人口の多い日本市場だけの為にブティックラインとして企画、製造されていたもの。その為インラインモデルよりも品質の良い素材を使って各モデル300足限定でリリースしていたのですが、実際はBodegaのショップ、オンラインショップ、ヨーロッパのいくつかのアカウントでも販売されてます。

このエピソードだけでも日本は世界一のマーケットだと言う事がわかります。目が肥えている日本人にヒットすれば世界でも大丈夫という事でしょう。Bodegaのウエブサイトにわざわざ日本語でそういった趣旨の説明があることからも日本のマーケットの重要性が窺い知れます。
それとも流石に日本だけじゃブランド力のなさで売れないから他国の好事家にも売った方が得策とか?

で、この物件。

サッカニーはこれが初めてでしたが、意外に履き心地が良いのです。多少厚みを感じるソールではありますが、クッション性が高く、足型も日本人には問題無い感じ。サイズもナイキと同じサイズを購入して問題ありません。

ボックスはエリートラインを示す羽のマークがアクセントのブルーがベース。シューズに羽のついたロゴはカッコいいなぁ。

因みにタンラベルもこのエリートラインはボックス同様ブルー地に羽のついたシューズがアイコンになってます。

シューレースはスペアも付属してきますが、どれも平べったくて幅広、硬いゴワゴワした、しかし滑り易そうなもの。全く好みではないので即交換。ワックス加工とも違うんだよなぁ…これ。

アッパーはリップストップ・ナイロンと天然スエードのコンビ。エリートラインだけあってスエードもなかなかいい発色と品質。
そしてライニングはまさかのピグスキン。嬉しい誤算。

インソールは独自の構成で、ソール側にもう一枚発砲ゴムのような素材のものを張り合わせています。面白い発想。
ミッドソールはこのクッション性に貢献するのですが、横から押しても結構指が沈みます。ENCAPよりもその感は強し。ニューバランスより加水分解するのは早そうです。
で、インソールを外して中を覗くと結構雑な縫製と言うか、構成パーツが多くてステッチが多くなっているのかは不明。まぁあまり美しくないですな、いずれにせよ。

ミッドソールのブ厚さとSauconyのロゴの野暮ったさがなんとなくニューバランスのM998に似てて実は割と好きだったりして。

あとこれ、シューホールが6穴なんです。他のモデルは7穴なのに。結び目の方の穴を省略しているのではなくて、一番最初の部分がはしょられて他のモデルだったら第二穴になるべきところがスタート地点になってます。まぁあまり違和感ないのですが、なんでこの処理でオッケーなのか知りたい...

色が暑苦しいのでどうしても季節が限られてしまいますが、好きな配色なので結構ローテーション入りしてます。

あ、これ、MADE IN CHINA。日本市場を見据えているのなら中国生産止めてヴェトナムとかにすればもっと関心もたれると思うのになぁ。

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