2012年9月25日火曜日

Air Epic "College Color Pack" #310023-471 - March 2005


2003年から始まったAir Epicのリイシューですが、今回のそれは2005年3月に発売になったモデルをエントリー。

このモデルをなぜピックアップしたのかと問われれば単に「今まで履いてたNIKE・フィレンツェがダメになって古いものを引っ張りだしたらこれだった」から。2012 Air Epic Vintage Series の出来が悪くないのでこちらがどうでもよくなったという理由もありですが。
そういうポイントからすればうちにあるヴェンジェンスももちろん候補に上がりますが。

話を戻して。
2005年はカレッジカラーシリーズで結構売れたのですが、これはその4色カラーのひとつ。ノートルダム大学のカレッジカラーとなってます。

4色展開の詳細は
1). 310023-701 Medium Yellow x Black = アイオワ大学
2). 310023-371 Pine Green x Medium Yellow = オレゴン大学
3). 310023-471 Midnight Navy x Metallic Gold = ノートルダム大学
4). 310023-671 Team Red x Gold = USC大学



箱はB10/355 x 170 x 115で"Just Do It"と当時のナイキを表すコピーが印刷された中国製。この頃まではこの大きさが普通だったのですが、2012年現在リイシューのAir Epicで使われているボックスのサイズは横幅が大きいものに取って代わられています。

シューズ本体はこの頃メインで生産を請け負っていたタイランド製。

ボックス裏のスタンプは「5 JAN 2005」。正月開けに出荷されています。

素材はメッシュと人工皮革。ナイキジャパンの靴に付属のフライヤーに半角カタカナで明記されています。なんで半角….

で、まぁ改めて今見ると安っぽいのです。

この頃リリースされていたヴェンジェンスもそうですが、ナイキで素材の見直しがあったのでしょうか、はたまた単にコストダウンを狙っての事だったのでしょうか、それとも皮を使う事を良しとしない愛護団体に色目でも使ったのでしょうか。Vintage Seriesになってきちんと?スエードを使っていることで一層謎が深まります。まぁどうでもいいですけど。ともあれこのフェルトと言っても言い過ぎではないようなチープな素材&見栄えはやっぱり今見てもいただけません。履き慣れていくと皺の入る部分が擦れて切れてるみたいになるのも嫌。天然のスエードだったら皺も味になるというのに。


ちなみに2012年リイシューものと並べてみました。
モデルナンバーは534229-004。2012年リイシューの一発目、Vintage NRGと名称の付いている力の入ったモデルです。
足型、特に踵のアーチが全然違うのが一目瞭然。どちらも未使用品です。

当時これは10.500円で販売されていたのですが、2012年のVintage Reissueだって12.800円。大した差額でもないのにクオリティーはかなり差があります。あの当時喜んでいたボクは一体何だったんだんだと。

なのでストックをガンガン履き潰していこうか、と思っとります。


MIDNIGHT NVY / METALLIC GOLD-WHT







2012年9月18日火曜日

W320R - circa1990's made in USA


前回のエントリーがしょぼい320だったので今回はちょっと古い物件を。
これはかみさんが6-7年ほど前に購入したアメリカ製320です。デッドストックだったのを靴屋で発見、サイズも丁度良かったので購入させました。















デッドストックとは言え数年店頭で飾られていたのか片足は若干日焼けで退色していたものの、「デッドストック」という付加価値にありがちな値段のつり上げはないようで、確か9800円で買ったと思います。

在庫限りだったためボックスは付かず。















シューズに付属のフライヤー。お馴染みのあの320のポスターがモチーフのがひとつ、その横にはアメリカ製である事を証明するのがつき(a commitment to U.S manufacturing)、おじいちゃんのフライヤーであまりよく見えないもののNB Japan正規取り扱いであったことを示す日本語のシューズ取り扱いが一枚、計3つが付いてきました。

レディース仕様のせいかわかりませんが全体的に野暮ったいスタイル。シューレースの穴の数も中途半端。
素材はメイン部分はナイロンで、補強部分はスエード。カラーリングは可愛いです。















ただ、かみさん曰く「履き心地が良くない」らしいです。要因はライニングのパッドの中途半端な厚みと足をホールドするシューレースの中途半端な位置、そしてソールの厚さらしいです。確かに横から見るとソールは厚め。1990年代後半のナイキのコルテツみたい。スマートさは微塵も無い感じ。なのに踵は浅いらしく、それがまたホールド感をダメにしてるとか。

その履き心地を左右するラストはSL-1。インソールのロゴは1990年代から2000年代前半によく見られたタイプで、インソール自体は通気穴の空いたポリウレタン&表地がテキスタイルのもの。

フライヤーには" Return Of The Original!! "なんて威勢良く書かれているもののオリジナルとは似ても似つかないような一品。

まぁそれも時代なんでしょうね。

2012年9月11日火曜日

CM320BG - Oct. 2007


2007年の推しメンは?と当時のニューバランスジャパンが問われれば間違いなく「320!」と答えていたであろう、このモデルを今回はエントリー。

スーパーコンプ、CM355,クロスカントリーとローテクモデルを販売していたニューバランスジャパンが次に打った手はCM320。
名作と言われたモデルのリイシューです。お値段は¥7.400前後で市場に出回っていました。シーズンが過ぎて在庫処分だと¥5.000くらいだったでしょうか。

このブラックは2007年10月07日に日本で発売されています。あまりこれと言った玉が無かったのか、2007年のNB Japanが制作、大手スポーツショップなどに配布していたリーフレットを見ると320ばっかしで多くのページを割いていますが、NY, Hong Kong, TYOなどのスニーカーショップのお兄ちゃん達に320の良さを語らせると言う、マッチポンプなもの。なので大手スポーツショップで配布されても恩恵無いよなぁと思いつつ、一部いただいてきたりして。

型番こそ320ですが、1990年代にリイシューされたものとは素材などに変更があります。目につくところでは2007年モデルではアッパーにラッセルメッシュが使われていますが、1990年代のものは基本的にナイロン。家にある台湾製の320、アメリカ製のCM320もナイロンです。

ボックスはNB6.5©2007。”achieve”タイプとでも呼ばれているのかな?

で、靴自体は中国製なのですがスエードの部分が硬い。この頃の中国製ニューバランスにはありがちですが、最初はやはり足に多少負担がかかる感覚がします。あとライニングの素材が原因でしょうが、足入れがスムースでない。この前に販売されていたクロスカントリーが安い割に良かったのにこれはちょっと….なので結局CM320はこれとグリーンの2足を手に入れたところでおしまい。

インソールは外してます。

横からのシェイプは悪くないんだけれどラストが変わったのかなんかちょっと履き心地が.......

あとですね。
ちょっとびっくりした事なんですが。

今年こちらは2年連続の豪雪だったんですが、やっと春が来たというので全部のスニーカーの箱を開けてお日様にあてました。
で。



なんとこのモデルだけカビだらけ!!!!!スエードの部分のみならずメッシュも。

つまり全体がカビでコーティングされている状態。

余談ですが、冬の間は湿気が酷いので置いてある部屋には除湿器を設置、24時間稼働させているにもかかわらず、です。他にはギターも2本やられましたね。ケース、本体(金属パーツ部分)カビルンルンですわ。トホホ。

まぁスニーカーがこんな事になるなんて初めての体験。記念に写真でもとも思えないほどびっしりでモザイクがかかるレベルなので自粛しました。んで、速攻丸洗い。

そしたら。

スエードの黒の染料が凄い勢いで落ちてくる………..どんな染料で加工してるんだ?こんな酷い仕上げの靴を洗ったのは初めて。
もうね…..なんだよ、これ。


で、総括。
ローテク物のリイシューはその後に販売されるヨーロッパ発の420とかの方がバリエーションや仕上がりがいいですね。
うちのかみさんはU420BLLを履いてますが、同じ中国生産にしてはスエードも柔らかいし、結構いい出来ですもん。

NB Japanの320がこれ以降姿を消したのも必然かも。

2012年9月4日火曜日

Pre Montreal Racer Vintage "1st. Release" #476717-300 - Dec. 2011


1973年オリジナルのPre Montrealがスパイク仕様からワッフルソールにマッシュアップされてリリースされました。

Vintage Seriesとしてのリリースで購入は2011年の12月下旬。丁度size?別注と同じ時期に購入しました。しかしsize?で一緒に購入しなかったのは日本でのリリースアナウンスの方が早かったから。購入先はミタスニーカーズです。先行予約で入手しました。

日本では¥9.500前後で販売されています。


数色同時リリースだったのですが、インラインもので真っ先に購入したのはこの”カナリア”カラー。ナイキの定番の配色でもあります。
















ボックスは筆記体ロゴのオレンジナイキ。タイプは08VB16 321 x 200 x 111 で生産は中国。スニーカー本体はベトナム製です。箱の裏には「11211110」のスタンプ。2011年の11月下旬生産(検品)?

ボックスの商品名ステッカーを見ると「PRE MONTREAL RACER (VNTG) 」。

( )でくくられているVintageの文字が何やら曰くありげです。まぁ確かに名乗るにはちょっと一押し足りない仕様な気も。なので( )で落としどころを見つけたのでしょうか。











かつてのフィーリングを思い起こさせるライニングの薄さや素材がたまりません。薄いからフィッティングが良くないなんてことはなく、却って変に厚みのあるライニングのほうが足の居心地が良くないなんてこともありますから。昔のスニーカーに足が慣れている自分にはこっちの方が好みです。ナイロン部分のちょっとしわの入ったあたりもたまりません。

タンは若干短めでスポンジがサンドウィッチ状態になってます。昔の仕様ですね、ここも。

インソールも初期ナイキに多く見られたスペンコタイプのテキスタイルにブロックナイキのロゴがプリントされています。ラベルのロゴは1970年代中期からの筆記体ロゴ。




















ワッフルソールを愛する皆さんはどうかわかりませんが、ボクはソールが減ってきて足のぐらつきや重心の変化を感じたりすると処分してしまいます。その頃にはかなりワッフルの凸凹もなくなっていたりもしてますし、本来足を守るために履いてる靴で足に負担をかける事になるのは本末転倒ですもんね。
これは実質5ヶ月くらいで処分と相成りました。


前回のエントリーのsize?別注のPreMontrealがこの第一弾に沿った仕様であることは明白で、まぁ企画段階でこの仕様しかなかったと思われますが。

ただナイキの悪いクセ?がご多分に漏れずこれ以降このモデルでもいかんなく発揮されて第二弾はトホホな仕様に。それはまた次回という事で。

GRG GRN / SMMT WHT-SL-YLLW OCHR