2011年3月31日木曜日

M577RWG "Berlin Wall Pack" - Jan. 2010


1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊してから20年。2009年末にリリース予定だったM577RWGです。
これ、ベルリンのショップ" Overkill "の別注もので、リリースは3色展開。それぞれにテーマがあり、ボクが購入したレッドは「ソビエト(当時)占領地帯”を意味しているそうな。で、青は敵対していた資本主義側(青い空がまぶしかったのか?)、黒はそれを隔てる鉄のカーテン。リリース時はブラックから売れていったようですね。

Overkillのブログでは2009年初頭くらいからこの別注ものに関するエントリーをいくつか不定期に上げていて、年末にはリリースなんて書いていたのに実際リリースされたのは20周年のチャンスを過ぎた2010年1月初旬。ボクは本家OverkillではなくSNSで2月にオーダーしています。ちなみに日本では1月下旬にユナイテッドアローズ系ショップの10店舗のみで販売されていました。

本家で買うと様々なノベルティーも付属した豪華なものだったようですが、SNSで買ったヨーロッパ向けではポストカードと替えの紐、Overkillのロゴのキーチェーンが付属で同梱されていました。こんな感じです。

















マテリアルは577には珍しい?シンセティックレザーがメインパーツでして、本革は一切使われていません。思うにこれがあまり購入意欲をかき立てない要因なのでは?色合いはビビッドで綺麗なんですがなんかちょっと全体的に安っぽいと言うか・・・
ボクが購入に一ヶ月を要したのはまさにここだったわけで。しかも日本ではこの素材&チープさなのにお値段¥23.100だったはず。高い・・・・

















逆に購入のきっかけになったのはアッパーに使われているのがエアフローメッシュだったから。この素材好きなんですよね。耐久性と冷却性能に優れている素材。決してアメリカ・メイドのクラシックラインでは採用されない(それにこの目の荒さは似合わないでしょうし)ところもツボです。


















他にポイントは専用タンラベル。ベルリンの壁をイラスト化して下には「89/09」の数字。もちろん、20th Anniversaryを気取ったものでしょう。しかしながらボクのは残念ながらタンラベルの縫製が甘く、手に入れた時には右足のラベルがすでにほつれていました。きちんと検品したのか??



インソールも別注でして、ボクのはベルリンの壁に立ち上がってる若者が表地にプリントされていました。これ、3種類あってランダムに挿入されているとか。インソールのベースになっているのは英国NBではデフォルトの4774/4781とエンボスされたポリウレタン。

ボックスは通常英国仕様のCHICKEN-7。

Overkillのブログで経過を見ていたら何度かサンプルが登場するのですが、数ヶ所変更を経ているのがわかります。確かタンラベルも最初は普通のユニオンジャック仕様だったし。ボクが最終リリースもので残念に思ったのはタンの長さ。個人的に唯一577で残念に思うのは「タンが短くね?」というところ。そこが577をずんぐりと見せていると思うのですが。なので以前リリースされたSelected Editionモデルでタンの長いのがいくつかあったのですがそれが凄く好きでして今でもお気に入りです。

その後OverkillはNBとはまだタッグを組んでいませんね。お店のサイトを見てもNBのラインナップはなんかしょぼくて「あんまりここでは売れないのかなぁ」と余計な心配。やっぱHanonみたいにはいかないのかなぁ・・・