2014年3月30日日曜日

Pre Montreal Racer "3rd. Edition" #506192-401 - August 2012

Pre Montreal Racerのリリース第三弾。しかしコンスタントに売れるのかこのモデル、2012年は毎月のように違うカラーが出てたような記憶があります。

このカラーリングの物件も仕様が若干変更になった第三弾のカテゴリーに入るのですが、「第三弾」としては二回目のリリースモデルになってます。一発目はこれがリリースされる前の月、2012年7月にリリースされ、こちらの物件は2012年8月リリース分。


ドイツでは2012年8月22日にリリースされてますね。このカラーリングはEU圏、そしてアメリカでリリースされたモデルで、そんなわけで日本では未発売。しかもあまり数が出回っていなかったのか、見つけた先はイタリアのショップで10月の中旬という。で、お値段も一発目のリリースから変わっていないと思います。この物件は日本円換算で¥9.000くらいでしたし。

ボックスはヴィンテージラインで使われる08VB16 321 x 200 x 111 で生産は中国。スニーカーは変わらずヴェトナム製。
ボックス蓋の裏のスタンプは "03271215" 。2012年3月27日?
以前エントリーした同じバリスティックナイロン素材のPre Montrealはこのスタンプが「05181215」だったので仮に生産日だったとすると二ヶ月近くに渡ってこのモデルを生産していたわけですか。

アウトソールのパテントナンバーは「US PATENT No.393750」。

ボックスはヴィンテージラインと共用なのですが、モデル名には"Vintage"はすでにありません。

第三弾は基本的にヒールがアクセントカラーになっていて、アッパーのナイロンが目の粗いバリスティックナイロンに仕様変更されてます。

この素材、デュポンが軍用に開発した、通常のナイロンの5倍の強度を持つと言われている耐摩耗性にも優れた繊維。

で、この素材、どこかで見たなぁと思っていたらTUMIのバッグに使われてますね。これだったか。

因みにこれらの写真で一番実物に近い色味なのはこのショットです。

ライニングは軽くパンチング処理された合皮。

インソールの表地はストレッチナイロンではなく、ちょっと固い感じのするメッシュっぽい繊維が貼られてます。そこにブロック&イタリックフォントのNIKEⓇロゴとスウォッシュがプリントされてます。本スエードがアッパーに使われている為それを表示するステッカーももちろん貼られてます。

タンラベルは筆記体のNIKEロゴにⓇマークが1つ。タンラベルの裏には"NIKE SPORT SHOES ARE MANUFACTURED TO THE EXACT SPECIFICATIONS OF CHAMPION ATHLETES THROUGHOUT THE WORLD THE NIKE NAME AND SWOOSH STRIPE ARE YOUR GUARANTEE OF QUALITY. MADE IN VIETNAM. "。

この第3ヴァージョンとも呼べる仕様のモデル、結構気に入ってるのでPre Montreal Racerの中では一番購入したかも。

しかもこの辺りから地域別に販売するモデルを変えてるので把握するのが大変。1年位経って「こんなの出てたの!?」と見つけてしまう事も。この辺りはオニツカ・カリフォルニアと同じですな。ショップの別注だとスニーカー関連のサイトでも大々的に扱ってくれるのですが、こういったインラインモデルではなかなか難しいのかな。

個人的な感想としてはナイキらしい美色モデルだと思うんですが、いかんせん、デジタルカメラで撮影してもその美色を100%忠実に再現出来ないのがもどかしい。ホワイトバランスの設定を変えて撮ったのですが難しい。ダイナミックブルーというカラー名称が示すようにクセのある、面白い色なので機会があったら実物を自分の目で見た方がいいと思います。

2014年にはすでにメンズは生産されておらず、ポップで美色なレディースがいくつかリリースされるのみとなってます。


The Pre Montreal Racers "3rd Edition" (Ballistic Nylon Upper) are #506192-401, #506192-100 and more.

DYNAMIC BLUE / SAIL - SAIL - BLACK

2014年3月23日日曜日

Cross Country WNR - 2005 Summer

2005年夏モデルとしてリリースされたクロスカントリーWNRです。恐らくこの型番はWhite,Navy, Redの頭文字でしょうか。
以前エントリーしたクロスカントリーとは違うシーズンモデルの為、モデルナンバーが食べ物由来でなくなってます。

ただ、パーツ構成はさほど変わっていないんですけど。


全体はホワイトなんですが、サイドのNマークの外側がネイビー、内側がレッドという配色。購入時にサイトで外側の写真しか確認していなくて、現物が届いてびっくりした記憶が。

スーパーコンプ、CM355と一連のニューバランスジャパン企画のクラシックリイシューラインの次の手としてリリースされてます。

これらのモデルの共通点はインステップレーシング仕様とメッシュ(たまにナイロンモデル有)アッパーといったところでしょうか。
2007年にCM320が売り出されるまでクラシックラインを死守してました。

個人的に思うに名前こそあれですが(モデルナンバー=カタログナンバーと言うニューバランスのお約束とは違っているので)、割とボクは気に入ってました。ナイキのクラシックリイシューにも似た、安っぽい履き心地が好きなので。何足かは履き潰してもう手元にありませんが、それでも未だに家には数足残ってます。

リリース当時リテールプライスは¥8.190。生産国は中国。

ボックスはブラウンの8本線NBロゴがデカデカと蓋にプリントされているNB6©2003タイプ。通常ものよりちょっと小ぶり。レディースの箱のよう。ついでに珍しくボックス下部にMADE IN CHINAの表記有り。

構成パーツはWラッセルメッシュとスエードなのですが、ヒールパーツこそスエードですが、トゥガードやアッパー部分のそれはスエードと呼ぶにはちょっと変わってます。型押しされたキャンバスっぽいというか。
以前エントリーしたクロスカントリーBANANAの商品説明ではWラッセルメッシュと明記されていたのですが、今回のこの物件はなんとなくエアフローメッシュじゃないかなぁと推測。まぁバナナもそうだと思うんですけど。CM320はわかるけど、なんだろ一体?

サイドのNマークはパッチではなくて、Nマークにくりぬかれているギミック。そこにミッドソールの刺し色と合わせたカラーリングのゴムみたいなパーツが入ってます。

このモデル、ボックスを見るとわかるのですが、WIDTHが"EE"。普通の人だったらなかなか見ない物件なのですが、何て事はない、このモデルに関しては通常のDと同じ、というか、むしろちょっと細身。別にこの幅をチョイスしたわけでもなく、このモデルにはこの幅しか販売されていませんでした。なぜこの表記?Dでいいじゃん…

ソールは2色なので2層かと思いきや、3層。3mmほどの厚さのソールがサンドイッチされていて、それが足の前部分へと2層ソールのひとつになってます。この薄さなのでスタッドソールの丸のポチポチが減っていくととんでもない事に。履き心地が急激に悪くなりますのでそれが処分の頃合いでしょうか。まぁ時代的に薄底ソールがトレンドだった頃のモデルってことで。

タンラベルは8本線NBロゴ+Ⓡの下にモデル名である「Cross Country」の文字。テーマカラーに合わせてます。このロゴ、こじんまりとまとまっていて結構奇麗だなぁと思うのですがどうですか?
裏にもニューバランスにしては珍しくお品書きの刺繍があって、「DO NOT MACHINE WASH OR DRY. CLEAN OUTSIDE WITH COOL WATER AND MILD DETERGENT. REMOVE INSERT AND AIR DRY. NEVER EXPOSE TO INTENSE HEAT OR HOT VEHICLES.」

インソールは交換可能。5mmほどのポリウレタンとおぼしき一枚もの。何にも加工がされておらず、型抜きされただけだよね?みたいなチープなインソール。インソールの表地はライニングと同じファブリック素材です。
そこに" new balanceⓇ classic "とプリント。

インステップレーシングなのでシューホールは4つ。ここに90cmシューレースが2色付属。

踵の巻き上げは前モデルCM355のような無理矢理感もなく、かと思えばオニツカ・カリフォルニアのように巻き上がってるアドバンテージもあまり感じられない、見かけ程実用的ではない仕様。

色合いがなんとなく昔のテニスウェアに似合いそうだなぁと思ったりもするのですが、いかんせん、白が眩し過ぎてなかなか履く度胸が無く今に至ってます。だって、この地域、雨が多いんだもん。
そうこうしているうちにトゥガードのパーツにうっすらカビ生えてました。がっくし。

そういや2014年2月にCross Countryがヨーロッパ、そして日本でもリリースされましたが、そっちはナイロンアッパーで実に渋いカラーリング。生産国はこれと同じく中国だそうで、って事は履き心地とかラストの形状はこれとあまり変わらないのかなぁ。

2014年3月16日日曜日

Air Epic #310023-171 - Jan. 2006

2013年春モデルでも同じようなカラーリングでリリース(#532469-031)されているその元祖?の物件をエントリー。
これは2006年の年明けに販売された珍しいスムースレザーヴァージョンです。

同時期にはスエードモデルが2種類リリースされてまして、キーワードが「革」だったのでしょうか。ただしスエードモデルの方は好みのカラーリングではなかった為購入には至りませんでしたが。

このカラーリングはレディースモデルの「スプリントシスター」(ソールの薄い当時流行したスタイル)などでもリリースされていたように、どうちらかと言えば女性っぽいカラーリングだと思います。ゴールドも控えめではなく、なんとなく金満っぽいし…

製造・検品は2005年7月20日。2004-2005年モデルと同じスタンプなので同じ工場ですかね。いつものようにリリース数ヶ月前に生産を完了しているようです。
ボックス生産は中国。大きさはB12 365 x 205 x 130mmで半分ブラウン、半分赤のツートーンボックス。少し前のシーズンモデルのそれよりもボックスのサイズが大きいものに変更されています。

レザーモデルなんですがボックスのステッカーにあるモデル名は普通に「Air Epic」となってます。

このモデルではオリジナルの特徴であったパンチングの奥にあったリフレクターが入ってません。もうカッコだけになってます。まぁでもそこだけダウングレードしただけで、まだこの物件ではタンの縫製(2種類のメッシュを組み合わせている)とか前のモデルの仕様を継承しています。

タンラベルのロゴはNIKEとスウッシュにそれぞれⓇが付いて、文字間のあるAIRが下段に。

ラベルの裏には ”NIKE AND THE SWOOSH NAME AND STRIPE ARE TRADEMARKS AND YOUR GUARANTEE OF QUALITY.”
の但し書きがあり、下段に同じ意味のフランス語表記。

で、このモデルからだと思うんですが、ヒールパーツにRunning Manが。
これ、刺繍されているのですが、最初見た時はカッコいいかもと思ったりもしたんですが2014年現在見てみると「別段要らないかなぁ」とも。
CRカウンターはアイボリー。Air パーツはゴールド、ミッドソールはレモン色がかったようなアイボリーでアウトソールはベージュ。上品にまとまっています。

生産はこの当時一貫してAir Epicを生産していたタイです。

物件自体はとても小綺麗で、それ故いつも奇麗にして履いていたいのですが、一年の半分以上が雨や雪のここでは踏ん切りがつかないまま2014年までストック状態。これがアメリカ西海岸とかだったら毎日履いても気分いいんだろうけどなぁ。

2014年3月2日日曜日

Cross Country BA "Banana" - 2005 Spring

2014年S/Sモデルとして欧州、そして日本でもでリリースされるクロスカントリー。そちらはナイロンアッパー仕様になりますが、今回の物件は遡る事およそ10年。2005年春夏モデルとしてリリースされたクロスカントリーのBA,バナナカラーです。以前エントリーしたトマト同様、果物・野菜からカラーリングが取られてます。なんせ同じシーズンモデルだったもんで。


スーパーコンプ、CM355と一連のニューバランスジャパン企画のクラシックリイシューラインの次の手としてリリースされてます。

これらのモデルの共通点はインステップレーシング仕様とメッシュ(たまにナイロンモデル有)アッパーといったところでしょうか。
2007年にCM320が売り出されるまでクラシックラインを死守してました。

個人的に思うに名前こそあれですが(モデルナンバー=カタログナンバーと言うニューバランスのお約束とは違っているので)、割とボクは気に入ってました。ナイキのクラシックリイシューにも似た、安っぽい履き心地が好きなので。何足かは履き潰してもう手元にありませんが、それでも未だに家には数足残ってます。

このバナナカラーはまさにそのうちの一足。ってか掃除してたら出てきた物件で、FilemakerのBentoというソフトでボクは保有するシューズ等管理しているのですが、そこにも無かったという…そりゃ知らんわな。早速写真を撮ってレコードを追加、と。

リリース当時リテールプライスは¥8.190。生産国は中国。

ボックスはブラウンの8本線NBロゴがデカデカと蓋にプリントされているNB6©2003タイプ。通常ものよりちょっと小ぶり。レディースの箱のよう。

構成パーツはWラッセルメッシュとスエードなのですが、ヒールパーツこそスエードですが、トゥガードやアッパー部分のそれはスエードと呼ぶにはちょっと変わってます。型押しされたキャンバスっぽいというか。

サイドのNマークはパッチではなくて、Nマークにくりぬかれているギミック。そこにミッドソールの刺し色と合わせたカラーリングのゴムみたいなパーツが入ってます。ここではダークブラウン。よもや腐ったバナナのヘタをイメージ?ブラックジョーク?

このモデル、ボックスを見るとわかるのですが、WIDTHが"EE"。普通の人だったらなかなか見ない物件なのですが、何て事はない、このモデルに関しては通常のDと同じ、というか、むしろちょっと細身。別にこの幅をチョイスしたわけでもなく、このモデルにはこの幅しか販売されていませんでした。なぜこの表記?Dでいいじゃん…

ソールは2色なので2層かと思いきや、3層。3mmほどの厚さのソールがサンドイッチされていて、それが足の前部分へと2層ソールのひとつになってます。この薄さなのでスタッドソールの丸のポチポチが減っていくととんでもない事に。履き心地が急激に悪くなりますのでそれが処分の頃合いでしょうか。まぁ時代的に薄底ソールがトレンドだった頃のモデルってことで。

タンラベルは8本線NBロゴ+Ⓡの下にモデル名である「Cross Country」の文字。テーマカラーに合わせてます。このロゴ、こじんまりとまとまっていて結構奇麗だなぁと思うのですがどうですか?

裏にもニューバランスにしては珍しくお品書きの刺繍があって、「DO NOT MACHINE WASH OR DRY. CLEAN OUTSIDE WITH COOL WATER AND MILD DETERGENT. REMOVE INSERT AND AIR DRY. NEVER EXPOSE TO INTENSE HEAT OR HOT VEHICLES.」

インソールは交換可能。5mmほどのポリウレタンとおぼしき一枚もの。何にも加工がされておらず、型抜きされただけだよね?みたいなチープなインソール。インソールの表地はライニングと同じファブリック素材ですが、このモデルにはテーマカラーのバナナである、黄色が使われてます。
そこに" new balanceⓇ classic "とプリント。

インステップレーシングなのでシューホールは4つ。ここに90cmシューレースが2色付属。

Wラッセルメッシュは前モデルCM355のメッシュよりも柔らかく、裏地がないためにスケスケ&風通りが尋常じゃなく、お天気によっては寒いくらい。夏こそお似合いですね、このモデルは。メッシュの網パターンの美しさもポイント高いし。


踵の巻き上げは前モデルCM355のような無理矢理感もなく、かと思えばオニツカ・カリフォルニアのように巻き上がってるアドバンテージもあまり感じられない、見かけ程実用的ではない仕様。

ただこのモデルにも欠点があって、「走りにくい」。歩く分には違和感ないのですが、走ったりすると何か違和感が。インソール?