2016年9月23日金曜日

New Balance M1500KCW "Cargo-Inspired Pack" - Feb. 2007

2年半前に既にポストしているのですが、秋になってまた履き出したのと、最近(2016年)ニューバランスがリリースした同系色の1500の出来が個人的に「どうよ?」な感じなのでこれを今一度再掲ってことで。
M1500BKとM1500FB、なんでアッパーの革、あんなにテカテカで安っぽいんだろう?

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この物件は2007年2月にリリースされています。別注の類いではなくてNB UK企画の”Cargo-Inspired Pack"として。マーケットは主にヨーロッパで、日本では2007年2月10日にOSHMAN'Sが先行販売しています。プライスはヨーロッパでは€150前後。同時にリリースされたのはM1500OCW。こちらはカーキベースのカラーリングでした。


英国のアウトレット品を購入したのでボックスは安いレンジの商品に使われている、NBロゴの大きなタイプ。
構成パーツはスムースレザー、ウォッシュド加工のキャンバス、そしてなんと説明したらいいんだろう、面白い加工が施されているレザーを(ちょっとオイルドレザーっぽいです)トゥ、ヒールパーツに使ってます。






ちょっと見、「何がカーゴなんだ?」と思わずにいられない、シンプルな外見でして、唯一のポイントがライニングとインソールの表地に使われているカモフラージュ柄。ただ、多色使いではなく、割合控えめなカモ柄ですので嫌味がなく、おっさんでも気にせずに履いてます。
まぁただ、いつも通り、デフォルトのインソールJD 4774/4781なので別なのに交換して履いています。ラストは1500ですのでSL-1。

でもインソールのnew balanceのロゴがこのモデルだけなんとも安っぽくて収まりが悪いと言うか、届いて見た時は「バッタもんか?」と思ったくらい。


タンラベルは英国産1500らしく、new balance MADE IN ENGLANDと刺繍されてます。アキレスディップのNBロゴは2007年当時はまだ8本線ロゴでした。この、バランスの悪い、ごちゃごちゃしている感のあるロゴですが、ボクは好きなんですよね。NBらしく?野暮ったくて。2014年現在の5本線ロゴはまとまっちゃってどうもねぇ。


あともう一つこのモデルの特徴がシューホールの最後の穴が鳩目仕様。見た目はちょっといただけないのですが、こちらの方が紐を結んだり、ほどいたりし易いんですよね。実用的。この仕様のため、穴の数が通常モデルよりも一つ少なく7つ穴になってますね。

翻って通常の1500では7番目と8番目のシューホールが平行に緊密に開けられているのでその実用性に「?」なんですよね。7番目と8番目の穴、両方使った事無いもんなぁ。

あと1500はレザーを使ったモデルでも補強パーツはシンセティックレザーだったりしてがっかりさせられる事が多いのですが、この物件では補強パーツもアッパー同様スムースレザーのようです。


サイドのNマークの刺繍も通常のダブルN仕様ではなくて、シングルN刺繍タイプ。
ヒールのパーツに黒ではなくて紺を使っているのがなんとも英国的と言うか。なので付属のシューレースは黒だったのですが合わせる為に紺のシューレースに替えています。

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振りでも言ってますが、こういうしっとりとした光沢が「革」の醍醐味なんですよね。ある程度メンテしていればリリースから10年経ってもこういう状態でいてくれるし。(写真は2016年8月に撮り直した最新のものを使いました。)

最後にですが、今まで様々なスニーカーをこのブログで公開してきましたがストックしてある幾つかを処分と言うか、売ることにしました。こちらで写真を載せていますので興味がありましたらどうぞ覗いてみてください。

2016年9月6日火曜日

New Balance M990NYC3 "NYC Marathon" Pack Limited Edition - Oct.2012

2012年末は990番台にとって慌ただしい時期だったと思います。これが出たり、30th Anniversaryとして12月1日にリリースされたM990GRYが出たりと。その一方でコンスタントに996はリリースされてたし。

この物件は2012年10月26日にアメリカ限定で販売されたモデル。ニューヨークのショップ、David Zのコラボレーションでリリースされてます。お値段は$150前後で全米で販売されてました。

この限定物のうんちくはと申せば、毎年11月の第一日曜日に開催されるニューヨークマラソンの開催に便乗?してその開催前にリリースされるというもの。その数504足。中途半端…….


990モデルはこのモデルが三代目。インラインモデルでは正式名称にV3という数字も付くのですが、まぁその辺は、ね。

ちなみに三代目が跡目を継いだのは2010年から。個人的にはアスリートでもなんでもない、ただの市井のスニーカー好きなのでこういったハイテクっぽいルックスの物件は敬遠してるのですが今回は履き心地が良いと言われてる990v3をお試しってことで。


で、お試しの背中を押してくれたのはアメリカのサイバーマンデーセール。一日だけでしたがこの物件も40%オフで販売されたので速攻で購入したわけで。

ボックスはアスリート用シューズに使われているシルバーと赤のNBL8 12-105©2012。ナイキのハイカット用並みに大きいです。邪魔…


レッドベースにアクセントがゴールド。これだけ聞けば非常に成金っぽいのですが、赤も発色が抑えられていて、ゴールドパーツも同じ嫌みの無い仕上がりになってます。アッパーはピグスキンスエードと補強パーツがシンセティックスエード、そしてメッシュ。ライニングはフリンビーのM576でも使われているようなテキスタイル。ソールのグレイと色を合わせてきてます。


他にこの物件だけの特徴はアキレスディップの下に1.5cmx1.5cmくらいのリンゴのメタルプレートがはめ込んである事。リンゴにはNYCの文字入り。そしてタンの紐通しにもNYCの文字が。しつこい…..


インソールの表地も別注にふさわしく、ゴールド(というよりカーキっぽいんですが)色のテキスタイルに"I Run NY"のプリント。RUNは人が走ってるイラスト。I ♥NYみたいな感じですかね。MacやiPhoneの絵文字IMEだったら表示出来るのに残念。でもやっちゃおっと。
"I 🏃 NY"って見えますか?

インソールはポリウレタンで作りは4774/4781ナンバリングのそれに似てるのですが、そのナンバリングではなく、JD-0121, MR-001, WR-001とエンボスされてます。

アキレスディップはなぜ?のパンチングが入っていてここに筆記体でmade in U.S.A. の文字。これ、好きじゃないんだよなぁ。以前のタンに一緒に刺繍されてる方が好きだったのに。

で文字通りアメリカメイドです。

990は他のモデルよりも大きめのサイズのものを購入するのですが、これ、足が大きく見えてちょっとなぁ。
ブーツみたいに厚手のソックス履くのが前提というわけでもないので夏場とかショーツだと二度見されそう。
足、でかくね?と。


というわけで出番はメッシュという事を顧みると春と初秋くらいですか。

最後にオチを。折角マラソンパックとしてリリースされたのに2012年のニューヨークマラソンって大型ハリケーン”サンディ”の被害に遭って中止だったんですよね。意味の無いリリースととるか、珍品扱いとして重宝するか。

まぁ好き者は後者ですよね、当然。