2013年3月19日火曜日

M1300DB - May 2012


姉さん、事件です。

恐らくこれはM1300史上ちょっとした事件なのでは。というわけでその物件をエントリー。

このM1300DB。もともとアメリカ市場で2012年5月にリリースされました。価格は$150前後。並行輸入屋さんがその後すぐに販売してました。ボクも買おうと思っていたら2012年6月23日にミタスニーカーズとOSHMAN'Sの2店舗限定取り扱い物件として¥23.100で販売されてます。最終的にボクはアメリカのショップにオーダーしましたが。その後ヨーロッパでもリリースされたようです。

このDBとは"Denim Blue"の略。モチーフがデニムで、同じアルファベットモデルで996DBもリリースされてました。
ただ、美しさはこの1300の方が数段上と個人的には思いまして、996DBは購入に至らず。

で、何が事件かと申せば、このモデルだけ「ENCAP」ロゴがミッドソールにプリントされていないのです。

初めてその写真をサイトで見つけたときは「サンプルだからプリントし忘れたのか?」程度の認識だったのですが、見つける写真全てがロゴ無し。こりゃ、確信犯だな、と。
このロゴが無いだけなのにすっきりとして素材そのものの美しさが際立ってもう最高。この色合いだからこその完成度。惜しむらくはヒールCR。グレーじゃなくてアイボリーだったら最高だったろうなぁ….

他の構成パーツは前回のM1300CLを踏襲しています。同じメッシュ、ヌバック、ライニングのテキスタイル。タンラベルの8本線NBロゴデザインなど。あ、タンはDBではメッシュパーツに変更になってますね。

あと2つ違うパーツを除いては。

一つはヒール。1300ではここもヌバックがお約束なのですが、まさかのウルヴァリン社製ピグスキンスエード!抜群の発色!ここのポイントを否定的に捕らえるファンもいるようですが、こここそこのモデルのキモ。ENCAPロゴ無しとの相乗効果で非常に端正に見えます。

もう一つはインソール。ついに?スポンジっぽいものからフリンビーで使われている4774/4781ナンバリングのポリウレタンものに変更になってます。ただ、そのまま使い回すのは元祖のプライドが許さないのか、表のプリントは"NEW BALANCE"だけではなくて"new balance est. 1906"と明記。別にいいじゃん….

このモデル以降、ENCAPロゴが無くなるのかと半ば思っていたのですが、数ヶ月後にリリースされたアメリカメイドのM1300ではしれっとロゴ付き。2013年になってもやっぱりロゴはあるのか。ってことはこのM1300DB、one & onlyなモデルとも言えるわけで。

確かこのシューレースは付属品ではなく、合うかなと思って換えてみたNB Japan謹製のオートミール色のPJ-870。

ボックスは2011年からアメリカ向けでは変更になっているブルー基調のNBC 6.5©2011。ボックスはこれになってもやっぱりフリンビーものの方が好きだなぁ。



非常に端正でいい面構えです。


最後に2008年製M1300CLと並べてみました。同じようなルックスなのにやっぱり印象は違いますね。Nマークの地味さも含めてDBの方がおっさんにはいいかも。






2013年3月12日火曜日

M1300CL circa 2008


ようやく春の訪れが雪国にも。これでメッシュ素材のスニーカーが履ける…..
という事で基本形の一足をエントリー。

2013年現在に続く基本形です。それはM1300。アメリカニューバランスではカタログ落ちしていないクラシックモデル。
購入したのは2008年6月。

M1300CLは前年の2007年ものから仕様変更を遂げています。
それはライニングが使っていくとボロボロ剥がれていくと悪評だらけだったPUレザーからテキスタイルに代わって耐久性と通気性が向上したところ。

購入時期の2008年6月辺りではこの2008年”アップデートモデル”と旧モデルが市場で混在していて親切なところではきちんとそれを表示してネットで販売していました。で、購入者も好きな方を選んで買えたわけで。価格は旧モデルだからと言って特別安く売られているということもなかった記憶が。新旧どちらも大体¥18.000に届かない辺りの価格設定ですよね。


1300を語るときは枕詞のようにラルフローレンの逸話が出てきますが、まぁオリジナルの発売が1985年ですから21世紀になってもそれを語るのはちょっとどうかと思います。言ってみればまぁ普通のスニーカーですから。


でもその普通がいいわけで。

足をサポートするヌバックのパーツは高品質で、メッシュのパーツはしなやか。これが日常履く分には凄く気持ちいいのです。
ラストも日本人にはさほど違和感の無い型ですし。

面白いのはアキレスディップの柔らかさ。腰がないようで、でも邪魔にならない感じは結構ツボ。UKフリンビーものと随分違ったアプローチだなぁと思わせます。

スポンジのようなインソールが付属してきましたが、これが柔らかさに貢献しているのでしょう。ただ、ボクにはちょっと合いませんでした。履いていると熱がこもってくるというか、なんだか足の居心地が悪いのです。なのでいつものようにインソールはRCP-260に換えて使ってます。付属のインソールや、フリンビー産デフォルトのポリウレタンものより足の感触が好みですから。


どういう戦略なのか2012年からアメリカメイドの1300で何色かリリースされ、それぞれが結構評判が良かったですよね。数年前にフリンビーで生産された1300とはまた違った切り口で、クラシックな路線を踏み外さないというか。
フリンビー1300は実験的で意欲的なニュアンスがビンビンに伝わってきましたけれど。

日本ではアメリカメイドに関しては996のほうが以前から人気がありますが、インラインのド定番という意味で購入してみるのもいいと思います。

ボックスはachieve new balance NB7 ©2007タイプ。NBロゴはまだ8本線のもの。

で、これ、ボクが買ったのには「PROUDLY ASSEMBLED IN USA BY TEAM No.33」とプリントされた紙切れが同梱されてました。

2012年ものでは全く見られなくなったアメリカ工場の生産ラインを示すこの紙切れ、宝くじっぽくて楽しかったのになぁ….

もちろんチーム33が有名ですからここで作られたものだったら当たりとか勝手に思ってましたけど。あまり意味が無いとは言えちょっと嬉しくもあります。









2013年3月5日火曜日

Waffle Racer II #303918-012 - June 2005


所用の際に立ち寄った上野のお店で2005年6月に購入したWaffle Racer IIです。ソールが真っ平らになったので処分してしまい、すでに手元にありませんが回想録という事で。

ボックスはこの時期のナイキでお馴染みの半分オレンジ、半分ライトブラウンのC18。この大きさ、Blazerが入っていたのと同じ寸法で330x225x116mm。B10でいいじゃん、もう…..

スニーカー自体の生産はタイですが、このボックスにはなぜかMADE IN UNITED STATESの文字が。本当か??

箱の蓋の裏側のスタンプも初めて見るもの。「15」と「2548」の数字の間に現地語のようなものが。

ワッフルレーサーのオリジナルは1976年発売ですが、その後1980年代にワッフルレーサーIIと名称が変わって現在までコンスタントではないものの細々と発売されています。

この2005年夏モデルはコルテツと違うナイロン繊維がアッパーに使われていまして(2005年夏発売のEliteとも違う)、補強部分はスエード。Swooshも毛足の短いスエードが使われています。

アウトソールはアメゴム色で、中央に「US PATENT NO.3793750」と型取りされています。
Waffle Trainerにもこのパテント表示はありますが、それとはちょっとフォントが違っていまして、ワッフルパターンの配置や数もやはり違ってます。踵の外側に集中配置されてるみたい。

アンクルパッドのナイキロゴはヴィンテージスタイルの筆記体。ライムグリーンで刺繍されていて、ミッドソール、タグに色合いを合わせてますね。

インソールはなぜか交換出来る薄いEVA?っぽい素材。土踏まずにかなりの角度のアーチがかかっている珍しいモデル。裏にはANATOMICALのエンボス文字。表地はライニングと同じ、ワッフルっぽい処理がなされてます。

タンはあんこの入っていないアッパーと同素材。ただし幅は他のモデルよりも若干広くなっています。

タンの織りネームもグリーン地に白のヴィンテージ筆記体ですが、Swooshとほとんどかぶらないタイプで、心なしか横に伸びていないような。タグ自体の幅は他よりも大きめなのにバランス悪いです。なんだかパチもんっぽい香りすら漂います。


タンの織りネームの裏は通常の

NIKE AND THE SWOOSH NAME AND STRIPE ARE
TRADEMARKS AND YOUR GUARANTEE OF QUALITY.

ではなくて、2005年リリースのNike Originalと同じ

NIKE SPORT SHOES ARE MANUFACTURED TO THE EXACT SPECIFICATIONS OF CHAMPION ATHLETES THROUGHOUT THE WORLD THE NIKE NAME AND SWOOSH STRIPE ARE YOUR GUARANTEE OF QUALITY. MADE IN THAILAND.

という文字が刺繍されています。

このモデル、作りが小さくて(特につま先周り)、シューレースの穴も5つ。そりゃ履き心地悪いわな。おまけに付属のシューレースも平織りの滑り易いやつなので紐ほどけまくり。

まぁ唯一このモデルで「いいね!」と思ったのはリサイクルペーパーを圧縮形成して作った簡易シューキーパーくらいですか。
「紙」「Swooshロゴ」「リサイクルマーク」とエンボスまでされて横に小さく「made in thailand」と手作業で?スタンプされているところが地味にいいです。そんなところしか誉めるポイントがないっていうのもどうかと思いますが。

これを購入した後に前のエントリーのiDが8月発売とアナウンスされてすぐさま購入と相成ったわけですが、どちらもSize?別注に比べると残念な出来と言わざるをえないわけで。(←まだ言うか)

これで¥8.000オーバーってのも今思うとなんだかなぁ…. 定価が¥12.800ってのはもっとおかしいだろと思いますが。

Black/White