2016年11月17日木曜日

New Balance M577LNT - Sept. 2016


なんだかアーカイヴ状態で最近購入した物件を公開していなかったのでこの辺で最近購入したものなど。

世の中が(と言ってもニューバランスファンですけど)創立110周年アニバーサリーモデルのアナウンスにざわめき始めた2016年9月初頭。その時期にひっそりと英国、ヨーロッパ圏内でリリースされた物件がこのM577LNTです。


この宣材写真がhanonで流れた時に目を疑いました。「これって10年近く前にリリースされたモデルの復刻!?」と。

詳しくは述べられていませんが(ヨーロッパのショップってあんまり説明書いてくれませんものね)、確かに簡単な記述で”two OG inspired Made in England 577”と。これと対になるバーガンディーのM577LBTは当時欲しかったけれど手に入らなかったカラーウェイモデル。ともあれ、このオールレザーの高級感ったら!

因みにバーガンディーの方は2004年かな?その辺りにLM577RBというモデルナンバーでほぼ同じ意匠でリリースされていたんです。当時のリリース時の写真、保存してあったので見比べるとサイドのNが2004年モデルの方が若干小さいんですよね。まぁこれは当時ちょっと小さいのがデフォルト仕様だったからって理由なんでしょうけれど。んで2004年モデルは「LIMITED EDITION」名義だったと。それだけの違いですが、ともあれ、復刻してくれて嬉しいです。


しかし結局手にしたのはこのネイビーモデル。どういうわけか。
購入を迷っていたらhanonからブラックメールが届きまして、2日間だけ有効の25%オフのクーポンコードのご案内。
使わせていただきました。£135.00だったのが、送料込みで£100ほどに。

届いた物件は写真で見るよりも甲が低く、昔の靴の型を使ったようでこの時点でメロメロ。
アッパーのレザーは少し硬めのグラブレザー。一昔前はこの手の素材のレザーは英国のピターズから仕入れてたのですが今回の革もちょっとそれに近くて、革を曲げた時のしなる音もたまりません。通常ラインの577でしたらシンセティックパーツが使われる部分もこれは本革。ここではグレイのパーツですね。


タンも大好物の長めで、フルレザー!
レザーパーツ時のお約束だったラベルもタグではなく、直接「new balance 577 MADE IN ENGLAND」と刺繍されています。これが正解。まぁ昔はお品書きも「LIMITED EDITION 577 NEW BALANCE」だったり「new balance 577 SELECTED EDITION」だったりと数パターンあったのですが、とにかく刺繍って所がポイント。

甲とサイドにはベージュのスエードでパンチングが。この仕様も大好物です。本当、たまりません。
よって今回はここ数年ですっかりお馴染みになったアメリカのウルヴァリン社製のスエードは使用していない模様。まぁ聞いたわけではないので憶測ですけれど。

ライニングもピグスキンレザー。完璧です。大体NB UKのモデルってアッパーとか外側にいい革使ってもライニングがテキスタイルとかファブリックを使っていて、「なんでここまでピグスキンにしてオールレザーにしないんだ?」とよく疑問を抱いていましたが今回それはなし。個人的に100点の出来。文句なしです。

インソールは昔懐かしいトライアングルロゴ&「RUNNING SL-2 FIT」と明記されたデザインがプリントされたファブリックが表地に。物自体はデフォルトの4774/4781とナンバリングされたポリウレタンフォーム製。今日日の「new balance」というロゴだけプリントされた素っ気ないものよりはかなりマシです。ここもピグスキンにしろとは今回は何故か思いませんでした。レザーでお腹いっぱいになっちゃうから?それかどうせピグスキンレザーのインソールに交換しちゃうからってのもあるからですかね。


ボックスはデザイン変更がありまして、モデルで言えば「NB7」と、底にクレジットが。©2014になってます。
10年前に流通していたボックスもNB7だったのですが、全く違うのになんで同じ型番にしたんだろう?

これは箱蓋上部に「made in england since 1982」とクレジットされ、蓋を開けると裏には英国の地図と高品質を謳う説明が。そして箱内側側面にフリンビー工場のイラストまで!ボックスに入れて管理している自分にはまぁボックスが凝るのは悪くない話ですし、これ、新しいモデルになって個人的感想なんですが、2010年前後のchicken7よりもクラフトの素材が硬めになっているのが嬉しい。箱が壊れにくくなるんで。

段ボール製の付属のタグも一新しまして、ボックス上部のロゴと同じ「made in england since 1982」に。裏には2005年辺りのUK製NBのタグに明記されていた「Committed to UK」の文字が復活、「Committed to UK Manufacturing since 1982」と。現代的だなぁと思うのはハッシュタグのついた#visitflimbyという文字まで小さくプリントされているとこと。でも王室認証のマークは復活しませんでしたね。

ともあれ、こういうクオリティーで出してもらえるとこっちも「一生履いてやるぞ!」という気にもなりますが、モノが多すぎるとこっちが迷っちゃうので程々のリリースでお願いしたいな、と。

2016年11月8日火曜日

Nike LunarPegasus 89 - #599472-400 - May 2014

2014年5月に英国でリリースされたLunar Pegasus 89です。これはAir Pegasusのリリースから30周年アニバーサリーの一つとしてリリースされ、モデル名にもあるように1989年モデルが下地になっているアップデート版となります。


ソールがLunarlonになってエア搭載ではなくなったのでモデル名からも「AIR」が消え、ボックスに貼られているモデル名表記では「LUNARPEGASUS」と、何故か一つの商品名のようになっています。


アッパーは一般的なエアフローメッシュよりも穴が大きい、風通しの良さそうなメッシュ。補強パーツはスエード。カラーリングがカッコイイですね。生産国はベトナム。そして英国では「Limited Edition」扱いになってました。

ボックスは13NSW19 349x230x121mmという、一回り大きなサイズの2013年から採用されている赤い箱。ボックス生産もベトナムですね。


Lunarlonソールといえばボクなんかはナイキのモーションセンサーが入るんだろうなと思っていたのですが、このモデルにはもう左足にそのガジェットが入る穴が空いていませんでした。iPhone+NIKE.appの組み合わせでもう十分機能するのでお役御免となったのでしょうか。それに伴ってなのか、ソール内側にプリントされていた「DYNAMIC SUPPORT」の文字も見当たりません。


タンラベルはⓇマークが2個、そしてナイキロゴの下に「LUNAR PEG 89」。こちらでは何故かスペースが空いてます。正式名称はどっちなんだよ。そしてタンラベル裏のお品書きはこのモデルにはありません。

Lunarlonソールはエアとも違う面白い履き心地で嫌いじゃないんですが、なんとなく足が合わないんですよね。特定モデルだけなのかな、と思って幾つか購入したんですが、いづれもそうだとなるともう決定的に合わないんだな、と。しかも、ラスト形状も自分の足に合わないとなるとかなり辛いのでこれも手放すことに。カラーリングやいかにもナイキな先進的な感じは好きなのに残念です。

New Slate/Medium Navy/Rusty Factory/Kumquat