2014年8月27日水曜日

Gel Lyte III #H306N-5013 - Sept. 2013

2013年初頭に購入したオニツカのGolden Sparkでスプリットタンの履き心地に魅せられてようやく購入したGel Lyte III。

その前からアメリカ東海岸界隈では別注が凄い勢いで売れているのは知っていたんですが、恐らくヨーロッパでコンスタントにモデルがリリースされるようになったのは2013年になってからなのでは?

このシーズンモデルは2013年9月にヨーロッパでリリースされています。購入先は英国のHanon。£85.00で販売されていました。米国では同じ時期に$100で販売されています。

ずっとチェックはしていたんですが、別注以外のアシックス企画のシーズンモデルではシンセティック素材を多用したモデルが多かったので安っぽさは否めず、ずっと敬遠してたんですが、これは一目で分かる天然スエードをメインパーツに使っているのでなかなかの面構え。アシックスラインの合間に挟み込まれている赤いメッシュもカッコ良くていいなぁと思っていたのにこれはサンプル品の写真だったようで流通したモデルはこのパーツがなくなってました。がっくし。

オリジナルGel Lyte は1989年にデザインされました。スプリットタンを搭載したこのモデルはスポーツシューズ業界に衝撃を与えたそうですが、今でもスタンダードになっていないってことはそれほど効果がないのか?特許を取得しているのならばパテントナンバーがプリントしてあるはずですが、そうでもないし。見た目は確かにアレですが心地よさはかなりのものだと思うんですけどねぇ。

ボックスはasicsロゴの入った青箱。サイズは一般的なオニツカと同じなれどasicsブランドでの展開なので”ONITSUKA(UNITY-M)”の入っていないR-4-2 330 x 210 x 120mmという表記。シューズ生産はヴェトナム。

最初だったのでオニツカと同じサイジングでhanonから購入したんですが、Golden Sparkと同じく、足入るけど捨て寸ほとんど無しといった感じ。英国ではオンラインでの購入時に大体UKサイズで選ばせるのですが(気の利いたところではUSサイズもポップアップで選択出来るところも)、こと、このアシックスはちょっと要注意。と言うのもナイキと同じかと思いきややっぱり違う。ボクのこの物件ではUK10, US11ですので、ナイキでしたらここで29cmと来るのですが、この物件は28.5cm。

オニツカもそうなのですが、オニツカは28.5cmというよりもUS11=29cmの感覚に近い作りなのでまぁ安心出来るのですが、これはちょっと...

というわけで、次回からはハーフサイズ上げたUS11.5なんて数字だけ見たら巨大な物件をオーダーしてますけど。

この物件のアッパー素材はナイロン。目が詰まっていて恐らくバリスティックナイロンかなと思うのですが。

付属のフライヤーというか、お品書きはGELクッショニングシステムを解説する(と言っても専門的なことは何一つ書かれていませんが)のが英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語で一つ、レザーを使っているのを表すイラスト、そしてasicsの社名の意味の解説をドイツ語、英語、イタリア語、日本語で。この二つの四カ国語のチョイスが不明。

ちなみにこのモデル、日本では未発売でこの先もオフィシャルで販売する予定はないとのこと。

このソースは神戸在住のDJ, tofubeats氏のネットでの発言でそう書いてありました。郷土愛からなのか、氏はasics、とりわけGel Lyte IIIが大好きらしく、彼のインスタグラムでは買う度に写真をアップしてるのですが、好きすぎて「国内オフィシャルリリースがあるのか直接問い合わせたことがあって、asicsからの回答は「ない」と言われた」と書いてました。



などと書き溜めていたらミタスニーカーズのサイトに2014年8月辺りに「日本でもようやくオフィシャルリリース決定」と明記され、2014年秋冬モデルから販売開始になるとか。吉報です。

ただ、Gel Lyte III、唯一うーんとなっちゃうのがアイレットの間隔。スプリットタンありきなのでかなりアイレットの左右の幅が広くとられているのです。なので幅広の足という見た目になりがちなのがちょっといただけない。まぁシューレースはあくまで足を固定させる二次的なサポートの役目でしかないのでしょう。だからなのかシューホールは片側6つ穴づつ。実質使うであろう穴は5つですけど。

ともあれ、足入れの良さ、履き心地の良さは通常のスニーカーとは違った次元ですのでハマる人がいるのも納得の物件です。

2014年8月17日日曜日

M577WRB - April 2010

2010年4月にヨーロッパでリリースされたM577WRBです。別注ですか?といった佇まいですがこれ、ニューバランスUK企画。これはバーガンディーですが他にグリーンベースのM577WGBも同時にリリースされています。


日本では未発売。購入先はお馴染みHanonで£79.95でした。

この時点ではNB UKのサイズはまだ昔のままだったのでいつも通りのサイズで購入。でもこのモデル、ちょっと大きいんですよね。不思議。因みにこの物件は2色購入したのですが、グリーンのM577WGBをかみさんが気に入りまして「買って」と言われたので黙らせる為にプレゼントしました。この物件では25cmが一番小さかったのでそれで納得してました。うちのかみさん、24-24.5cmなんですが、インソールを換えてこれをよく履いてます。会社の男性に受けがいいそう。「それ、イギリス製ですよね」と食いついてくるんだそう。

この物件の特徴はリザードスキン調のレザーでしょうか。リリース前の写真をウエブで見た時はエグいなぁと思ったのですが、届いてみるとエグさ控えめ、アイボリーのレザーと相まってポップな仕上がり。

ボックスはChicken-7で©2008。

トゥとヒールのレザーはちょっと固めのレザーを使っていますが、他のパーツが柔らかく、履き心地は割合いいです。

アッパーのリザード調レザーは一見スエードを加工しているように見えなくもないのですが、実物はソフトレザーの表地にエンボスみたいな加工をしてあって、でもちょっと毛羽立っちゃったみたいな仕上がりになってます。なのでメンテでクリームを塗ってると結構染み込むというか。

ゴールドパーツがシンセティックレザーなのがちょっと残念。ここもレザーだったらもっと高級感が出ただろうに。まぁでも577はここがシンセティックなのがデフォルトなので致し方ないか。レザーで作るのって大概別注ものだし。

サイドのNパーツはいわゆるダブルNではなく、一枚ものをエンボスさせて凸の部分をアイボリー色に着色、凹部分はゴールドに塗り分けています。

でもまぁ、ミッドソールの白&バーガンディーにゴールドで「ENCAP」のロゴ、アイボリーのCRヒールカウンターパーツってカッコ良過ぎ。メッシュパーツの色合いといい、隙のない格好良さ。

タンラベルは577ユニオンジャックバージョン。

ボクは春-夏にしかこの物件を履かないので地面に近い部分のホワイトパーツのレザーはさほど汚れていないのですが、かみさんは通年通して履いているので結構年季が入ったような汚れっぷり。

手入れするのが大変です....

2014年8月10日日曜日

M577GNA - July 2010


いわゆる典型的なニューバランスと言えるのではないでしょうか。M577GNA。2014年春モデルとして再販されていますが、ボクが購入したのはGNAが初めてリリースされた2010年7月。Hanonで購入しています。英国でのリテールプライスは£70でしたが、2014年モデルでは£95なんですね。2010年当時は日本では未発売だったような。

前のシーズンモデルとしてリリースされたM577CBはミタスニーカーズとOSHMAN'Sの独占販売でしたが、この物件はどうだったかなぁ。ちょっと覚えていないです。

この時期はリーマンショックで未曾有のユーロ、ポンド下落でかなり安く購入してました。そのせいであまり考える事無くリリースされたのを次々と購入してたなぁ。これも実はそんな一足。凄く欲しかった訳でもないんですが、持っていない系統のカラーリングだったのでつい。前シーズンのM577CBが個人的にあまりよくなかったので意趣返しという思いもあったのかも。£70なので1万切ってたし。

ボックスはChicken7©2008。

アッパー構成はメッシュと天然スエード、シンセティックスエード。577のデフォルトで、ここではネイビーパーツがシンセティックスエードとなってます。スエードは恐らくウルヴァリン社製ではなさそう。仕上がりの粗さがそれっぽくないんで。
”ニューバランスと言えば”みたいな典型的なカラーリングでもあり、ファンからしたら安心の物件なのでは。

タンラベルはユニオンジャックが刺繍してあるタイプ。で、やっぱりタンは短い....

ライニングはファブリック。インソールはいつものポリウレタン4774/4781とナンバリングされたのにグレイの表地が貼られ、そこには

 new
balanceⓇ

といった素っ気ない、パチもんみたいなロゴが。

全体的には非常にそつのない、まとまった物件なんですが、2014年8月にはM577 25th Anniversary Modelがリリースされ、カラーリングが若干かぶり気味な上にアニバーサリーモデルの方がカッコイイとなれば、ちょっと分が悪過ぎ。

我が家にあるこの物件もアニバーサリーモデルが到着したら履く機会が減るだろうなぁ。