2014年9月23日火曜日

California 78 LE Vintage #D1H3L-1190 - Fall 2012

おそろしく地味。


今回は久し振りにCalifornia。これは2012年秋にリリースされた物件。ボクは2013年に見つけて購入したので正確なリリース日付がわかりません。

この物件を購入したのは英国のショップなんですが、これが販売されていたのは他にスイスとトルコのショップで確認出来ただけ。英国だってメジャーなhanonやsize?でも扱っていなかったので最初見た時は胡散臭かったわけで。

値段は他のレザーのCaliforniaと同じ£75.00。生産も同じヴェトナム製。

ボックスはいつものオニツカのUNITY-M (ONITSUKA) R-4-3 360 x 210 x 120タイプ。蓋裏にはWASAOUROが貼付けられていて、この時期同梱されていたお品書きが付いてました。

素材構成はアッパーはシボ革、アシックスライン、トゥガード、ヒールパーツ、シューアイレットパーツなどが毛羽立ちのある天然スエード、ライニングとインソールの表地がメッシュ。

Californiaは割合ポップなカラーリングが楽しめる、ナイキのエリートやコルテツみたいなものだと思うのですが、たまぁ~にナイキがリリースする地味なそれに似ていて、基本、この物件、グレイと黒だけ。ミッドソール、付属のシューレースもグレイなのでなんとも言えない雰囲気に。

そしてonitsukaのタンラベル、インソールのロゴは黒。ここでナイキだったら我慢出来ずにどこかでアクセント付けるため別な色を選ぶんでしょうけれどここらがオニツカの違うところ。ブランドイメージ同様、地味に決めてます。

ただ、このアッパーのグレイ、妙に気になるというか、スニーカーでこのグレイはないだろ、なんでだ?という不思議なルックスが幸いして?購入しちまったわけで。

そしてアウトソールのグレイもちょっと緑が入ったような面白いグレイがチョイスされています。

モデル名にVINTAGEがついてますが、別段オールドテイストなところもありません。強いて言えばアシックスラインの重なりの部分、ここに擦れたような加工がしてあるってだけ。アッパーは新品臭丸出し。ミッドソールも黄ばみ加工無し。訳わかりません。

まぁでもCalifornia、普段履きにはすごく重宝するんですよね。楽。シボ革のCaliforniaは革が柔らかいので秋にぴったりなんです。
そろそろメッシュのスニーカーを片付けてこういったモデルの出番ですかね。

Grey-Black

2014年9月8日月曜日

Pre Montreal Racer Vintage QuickStrike - Size? Exclusive #512538-610 - Dec. 2011

1973年オリジナルのPre Montrealがスパイク仕様からワッフルソールにマッシュアップされてリリースされました。


Vintage Seriesとしてのリリースですが、これは通常カタログよりも一歩早い発売でsize?別注扱いで発売された2色のうちのもうひとつ。赤と黒なので結構インパクトのあるカラーリングではあります。もう一方のブルーのほうはかなりオールドスクール・テイストだったんですがこちらはちょっと今風?トウのスエードパーツが黒いのでよりシャープには見えます。

size?のオンラインでの発売は2011年12月30日です。前回の#419カラーのエントリーを読むとわかると思いますがリリースがこちらは一週間遅れています。リリース前のsize?のブログではあたかも一緒に発売されるような感じがしたのですが、納入が間に合わなかった?

まぁこちらも良心的なのは別注とは言え価格は通常のインラインものと同じ£57.00という事。ちなみにこの一連の別注は各モデル500足の限定だそうです。size?の他にはヨーロッパで数店舗取り扱いがあったようで日本でも並行輸入屋さんが販売しているのを見ました。


ボックスは筆記体ロゴのオレンジナイキ。タイプは08VB16 321 x 200 x 111 で生産は中国。スニーカー本体はベトナム製です。箱の裏には「10251116」のスタンプ。2011年の10月25日生産(検品)?

ボックスの商品名ステッカーを見ると「PRE MONTREAL RACER VTG QS」とありますのでVintageラインであり、Quick Strikeラインでもある、と。別注で限定なのに値段はインラインモデルと同じ、なのに替えのシューレースが付属するのもなんだかいいの?悪いねーという気になります。

このブログでもコンスタントに紹介している2012年以降にリリースされたインラインモデルとワッフルソールの加工は同じようなのですが、ミッドソールはやはりこちらがヴィンテージを名乗っているだけあってそれっぽい仕上がりになっています。要は黄ばみ具合が強いんです。インラインモデルは真っ白ではないけれど、アイボリーっぽいというか。まぁそれもちょっとヴィンテージ寄りではありますが。

タンラベルの裏のお品書きは

NIKE SPORT SHOES ARE MANUFACTURED TO THE EXACT SPECIFICATIONS OF CHAMPION ATHLETES THROUGHOUT THE WORLD THE NIKE NAME AND SWOOSH STRIPE ARE YOUR GUARANTEE OF QUALITY.

MADE IN VIETNAM

FABRIQUE AU VIETNAM

あとはスエードの毛羽立ち。これがいい!あえて毛羽立ち具合を強くしているのでこっちのほうが古くさくていいんです。

アキレスディップ部分のナイキ・ロゴはブロックフォントながら細目。
しかしかっこいいです。パーツはスエードの上からかぶせるように縫製されています。

素材構成はリリース一発目を飾るに相応しい、天然スエードとナイロン。ナイロンはかなり柔らかい素材のものが使われていまして、Eliteのように屈曲する部分に汚れが溜まったり、そこから亀裂が入ったりすることはそれほどなさそう。

Pre Montreal Racerはタンに厚みの感じるスポンジを挟み込んでいるのが特徴でもあるんですが、この物件はさほど厚みの感じないスポンジが採用されています。



あくまでオールドスクール仕様にこだわっているのか、インソールはブルーカラーのSPENCOっぽいストレッチナイロンが貼られていまして、そこにブロック&イタリックフォントのNIKEロゴとスウッシュがプリントされています。

Pre Montreal Racerの別注はボクの知る限りこのsize?以外はリリースされていないと思うのですが、この簡単そうで難しい物件に目を付けたsize?はやっぱり凄いなぁ。

Pre Montreal Racerはその後2年に渡ってコンスタントにリリースされ、売れていたんですが、今一度リリースしても売れるだろうなぁ、これだったら。

SPORT RED / SUMMIT WHITE-SL-BLK