2017年10月22日日曜日

Customised New Balance M1300CL 2008


個人的にファブリックのライニングが好みではないのでピグスキンレザーに張り替えてくれる修理屋さんをネットで探し、何軒かメールで問い合わせたところ、返事をくださった大阪府堺市にある「くつ修理なかじま」さんにお願いしました。

今回お願いしたのは2008年製のM1300CL、2004年12月リリースのM577BCD、2007年10月リリースのM577GPIです。

その3足のうち、今日書くのはM1300CL。3足の中では一番コンディションのいい物件です。
ただ、CRカウンターは割れ、ソールがアッパーと剥離しはじめているので来年あたりニューバランスにソール交換を依頼しようとしていたもの。

ニューバランスジャパンのリペアサービスでもライニングの張替えはしてくれるのですが、以前書いたようにPUレザーかシンセティックスエードの2種類、色は白、黒、グレイの3色ですが、こちらからは選べないというのでなかじまさんに委ねました。

当初なかじまさんにお願いしたのは「パンチングの入ったピグスキンで」というリクエストだったのですが、在庫に見合う革がなく、どうしてもというのでしたら業者から手に入れるけれど有無も言わせず買取になりますとのこと。しかも一枚革での買取になるので必要以上の大きさ・高価になります。

ですので、長年革を取り扱っている会社で勤務していた友人に手に入るか尋ねると数日で「手に入ったよ」と嬉しい返事が。
現物は個人的には素晴らしいと言える、薄くブルーがかったニューバランスのグレイ系のスニーカーには最適なもの。シワの感じも最高。「パンチング」はあくまでプロダクションでの工程で、穴が空けられた革というのはないのだそう。

これを使ってもらってのカスタマイズです。

カスタマイズ内容は
✓ ライニングの張替え
✓ 古い1300、996でよく見られるシュータンの劣化(合成皮革なのでボロボロになる)前にピグスキンでシュータンをそっくり作り直してもらう

といったもの。

で、先日届いたのがこれ。



シュータンは純正1300の縫製とは違って577系で見られる袋縫い、そして持ち込みの革は薄かったようで5mmの劣化に強いスポンジを中に挟んでもらってます。
美色のピグスキンレザーと相まって仕上がりが美しい…..

普段使用している革よりも薄いと言われましたのでパンチング処理は断念したのですが、このままでも質感が非常に良くて大満足です。

今度M1300JPもお願いしようかな。

2017年10月3日火曜日

New Balance Japan Repair Service

ご無沙汰しています。最近これはと思うような物件もなく、ネタもないためしばらく放置してました。

その間、ENCAP搭載のスニーカーが数足加水分解でソールがダメになってきてました。まぁ10年以上履いてるわけですからメーカーのアナウンスで言えば充分なわけです。

とは言え、気に入って購入したのを処分するのも嫌ですし、何よりも同じものがもう手に入らないわけです。「同じような」カラーウェイのものが出たとしても同じ品質の革を使っているとも限らない。

なのでここはやはり、ニューバランスにソールの交換を依頼です。ネットで検索すると結構な愛好者達がブログで説明してくれてます。NB JAPANはここまで説明していないというのに。(笑)

まずはその愛好者達が書き連ねていたフリーダイヤルに電話したのですが、「担当部署が違います」とのことで新たな電話番号を教えていただきます。0120-85-0266でした。ここで交換可能なモデルなのかモデルナンバーを教えて確認、オッケーでしたら申込書を郵送してもらうために住所等電話で話しておしまいです。数日後に書類が送られてきます。


申込書を同封された封筒に入れ、スニーカーと一緒にクロネコヤマトで指定の住所に送ります。この時、「余計なものは同梱するな」とのことでしたのでシューレースを外し、インソールを外し、元箱も処分されてしまうというので普通の段ボール箱に入れて送ります。

今回送ったのは2004年12月リリースのM577BCD。アッパーに英国pittards社製のレザーが使われている秋らしい色合いのフリンビー工場製です。オールレザーなのでどうしても履くのが秋から冬なので湿気の多い時期に多用していの一番に加水分解しちゃったのでしょう。



そして発送して1ヶ月後に知らないフリーダイヤルから電話が。誰だろう?とネットで検索すると「ニューバランスジャパン」とのことなので折り返し電話すると「修理終わりました」と。クロネコヤマトで代引きになりますので希望の時間を伝えて届くのを待ちます。
因みにこの電話番号は0120-94-7234でした。

ソールの交換料金+送料+代引き手数料で合計¥8640です。

NBの段ボールに入って到着。開梱するときちんとNBの赤箱に入ってました。私、赤箱って実はこれが2個目。1個目はM990NYC3でして、我が家のストックの6割は英国のチキンボックスだったりするので。


このサービスはオリジナルと同じユニットでという作業では決してなく、単に機能的に復活させるのが目的なのでストックされている現行のパーツでリペアを行います。
ですので、この通り、オリジナルではイエローとブラウンのパーツが入ってたENCAPも多くの577で使われているグレイパーツのENCAPソールに交換されてます。色味がアッパーと違和感ないのでなんか新鮮でいいです。

CRカウンターもブラウンだったのがソールユニットとくっついている現行のNB5本線ロゴのグレイパーツに。

これでまた10年くらい愛用できます。単純に嬉しいです。

ニューバランスジャパンではライニングの交換もしているのですが、このサービスはソール交換と同時に行うのが前提で、ライニング交換だけでは受け付けていません。
また、ライニングの素材がPUレザーか人口スエードの2種類、そしてカラーはどちらも白、黒、グレイの3色ですが、こちらから色の指定はできないとのこと。

ライニングの交換だったら検索すれば作業をしてくれる街の靴修理屋さんが結構ヒットしてきますのでそちらで相談したほうが選択肢が広がると思います。私もピグスキンレザーのライニングがベストだと思っている人間なのでそれをしてくれる修理屋さんにお願いしているところです。

こういうサービスがあると、これから購入するであろうモデルも「ソールの交換してくれるモデル」(576、577、996、1300、1400、1500、1700)を優先的に選んでしまいますね。残念ながら990番台は996しか現在では交換してくれず、670、860などの英国製も対象モデルではありませんのでストックに何かあったらどうしようか今から悩ましいところです。

*ソール交換は2017年8月にお願いしています。料金などはこの後変わる場合がありますのであしからず。