2014年11月26日水曜日

Sorry, due to the software trouble, unable to post

ご無沙汰しています。

ボクはMacを使っていまして、先日OSX10.10 "Yosemite”にアップグレードしたところ、個人のコレクションを管理しているBentoという、Filemakerから販売されていたデータベースソフトウエアが起動しなくなりました。(泣)

これは世界中のBentoユーザーがフォーラム等で悲鳴を書き込んでいるみたいで、今更開発を止めたソフトウエアのアップデートを期待することもできず、さりとてOSXで修正されるのかもわからない状態です。実際先日リリースされた10.10.1でも起動しませんでした。

このブログはコレクション自慢の側面もありますが、基本的にはリリース時の詳細や仕様を書き込むことで後々まで興味のある誰かさんの目に留まればいいなと思って始めたブログですので詳細をまとめてあるBentoが使えない状態では書き込むこともままなりません。

ですので今しばらくこのブログの更新は難しいと思いますのでご了承ください。
UIが相変わらず好きではないのですが、Filemakerにデータをコンバート出来て使えるようであればまた再開したいと思います。

2014年10月13日月曜日

FS320MAI - 2013 Spring


個人的にはオレンジカラーのFS320OYIのほうがニューバランスの王道で好きなんですが、親の心子知らず。

幼稚園の友達が履いていて自分も欲しいと珍しく主張してきたので購入したマゼンタカラーのFS320MAIです。

当初友達と同じピンクのが欲しいと言われていたので迎えに行ってる妻にもチェックを頼んだんですが、役に立たず。

ピンクカラーは2012年 F/Wだったのでそれかな?と思いつつ、ネットで探すもやはりのソールドアウト。ほんと、ニューバランスのキッズスニーカー売れてるよなぁ。

で、地元の靴屋さんに出かけて今年の春夏モデルを購入。7月中旬だったのでネットでは揃ってセール対象品ですが、ここの靴屋さんでは強気の定価販売。まぁサイズがあったからいいんですが。

生産はベトナム。

余談ですが、ここでナイキの欲しかったPre Montreal Racerの#476717-008カラーと#506192-801カラーが半額でセール中。

でもやっぱりの「マイサイズ取り扱い無」。以前もお店の人に尋ねたんですが、原則28cmまでしか扱わないとか。今もそう。 サイズがあれば数足まとめて買おうかと思ってたのに….

まぁでもネットでなく、お店で購入すると意外な事も起こるもので。

「これ、サービスです」といただいたのがこれ。

巾着タイプのシューバッグ。オレンジのFS320のイラストが片面にあしらわれていて可愛いです。全面にしてくれればもっと良かったのにと思いつつもまぁプロモグッズだししょうがないよな、と。

巾着タイプなんだけど取手も付いていて、正直どっちつかず。

子供のスニーカーがギリギリ入るサイズ。

このモデルを履いた後娘は案の定というか、王道と言うか、アキレスの俊足を履き始めるのです。
それが成長?

2014年10月1日水曜日

M577MOO "Rain Mac" Pack - Oct. 2013

フリンビーは冬になると月の半分以上は雨だそうな。

そんなナレーションで始まるフラッシュ映像をサイトに登場させてプロモートしていた物件がこれ。2013年10月リリースのM577MOO。


予約は8月から始まっていたのでボクはhanonで購入。お値段£115.00。年々リテールプライスが上がっているニューバランスであります。

同時リリースはネイビーベースのM577MNY。こちらは購入せず。

これはニューバランスUK企画の物件で、このリリース前の2013年8月には同じUK企画でTea Pack Collectionなんて素敵なモデルもリリースしていたので買う、買う。おかげでお財布の中が淋しい時期でした。
まぁ2014年には逆にほとんどフリンビーメイドは買わなかったんですが。

Tea Pack Collectionは日本でも販売されたのですが、こちらは基本EU圏内のみのリリース。

このRain Mac Pack,名前から想像つくように英国の伝説的なコート、Mackintoshからインスパイアされたモデル。
気候に対応する為の英国人の知恵の結晶とでも言うのか、英国には防水・防風加工に力を入れたコートの有名ブランドがかなりあります。

Mackintoshしかり、Barbourしかり。バーバリーやアクアスキュータムというトラッド御用達だったブランドも。ちょっと違うけどGloverallとかも。あと労働階級御用達のドンキージャケットなども。

まぁでも英国の多くのブランドにありがちな、これらは現在ではオワコン扱いのブランドでもあります。それは新素材の台頭だったり、伝統にあぐらをかいていていつのまにか駄目になってたとかなんですが。Gloverallは最近頑張ってるなぁと思いますけど、バーバリーなんて2000年くらいから韓国人御用達になってその後英国工場閉鎖、アジア生産にシフトした時点で終わったよなぁ、と。

閑話休題。

で、これ。そんなわけでウォータープルーフがキモになってます。トゥやタン、サイドパーツにウォータープルーフのテキスタイルを使用、トゥガード、ヒール、アッパーは天然スエードなんですが、スエードは防水加工してあるのかなぁ?
前足部の素材はBarbourのようなオイルワックス加工ではなさそう。あの特有の匂いがありませんので。それに薄いし。

冒頭の”月の半分以上は雨”ではないんですが、ボクの住んでる地域はそれこそ一年の半分以上は雨と雪なもんで「待ってました」と言わんばかりのリリースだったわけです。

サイドのNマークはこのモデル専用のラバーもの。プレーンな一枚ものではなくて格子状に加工されています。

タンラベルというのもちょっと違う、これ専用の意匠。水滴をデザインした"NEW BALANCE 577 RAIN MAC PACK"の文字とデザインは同じくラバー製。ウォータープルーフ地のタンをくり抜いたところにはめ込まれ、周りにステッチで固定されていますけど、ステッチから水が入り込むって考えないのかなぁ?

タンの裏地はテリークロスっぽくて、凸凹のあるオレンジ素材。ポップで可愛いです。

ライニングはファブリック。インソールのプリントもこれ専用で、英国のお天気図がイラストになってます。結構可愛い。英国全体が雨マークです。日本は傘マークだけど英国は”コートで羽織る”とかさほど雨粒が大きくない雨なので傘マークではないのでしょうか?ボクもロンドンに住んでいた時はアノラックを日常的に着ていたので傘はあまり使っていませんでした。

インソールはデフォルトのJD4774/4781とナンバリングされたポリウレタン製。

基本このMOOはグリーンとオレンジ配色なので、ソールもそれに準じた色合いに。前足部にはオレンジ、ミッドソールはグレイですが雨だれを表現したかったのか、それとも悪天候を歩いた故の汚れの表現なのか、斑点模様がプリントされてます。で、アウトソール寄りのグレイパーツにはNマークに合わせて格子模様が。

シューレースもこれに合わせた写真のものが標準装備。ルックスがアウトドアっぽくなってます。

ヒールタブはエナメルっぽいオレンジですが、意外とアクセントとして働いていて安っぽくないのです。ただ、ユニオンジャックの刺繍は要らないよなぁ、ここに。タンラベルの裏側とかに刺繍すれば渋くてかっこいいのになんでこうアピールしたがるのかなぁ、と。

CRパーツはヒールパーツのスエードにあわせたグリーンで地味ですが、5本線のNBロゴにダークグレイで着色してあるのがいい仕事。どうでもいいようですが、こういうところが大事。

ボックスはChicken-7、©2013物。2013年のボックスからアメリカ市場向けにThe circle R Ⓡ indicates that the trademark is a registered trademark in the United States of America.の一文も追加プリントされてます。

全体的に防水をコンセプトにした物件なんですが、アウトソールは相変わらずのカーボンラバー製。足が濡れるよりも雨で滑る方が危険なのでここはせめてガムソールにするとかしてもらいたかった。ニューバランス履いてて滑って二階から転げ落ちた経験からのアドバイスです。

2014年9月23日火曜日

California 78 LE Vintage #D1H3L-1190 - Fall 2012

おそろしく地味。


今回は久し振りにCalifornia。これは2012年秋にリリースされた物件。ボクは2013年に見つけて購入したので正確なリリース日付がわかりません。

この物件を購入したのは英国のショップなんですが、これが販売されていたのは他にスイスとトルコのショップで確認出来ただけ。英国だってメジャーなhanonやsize?でも扱っていなかったので最初見た時は胡散臭かったわけで。

値段は他のレザーのCaliforniaと同じ£75.00。生産も同じヴェトナム製。

ボックスはいつものオニツカのUNITY-M (ONITSUKA) R-4-3 360 x 210 x 120タイプ。蓋裏にはWASAOUROが貼付けられていて、この時期同梱されていたお品書きが付いてました。

素材構成はアッパーはシボ革、アシックスライン、トゥガード、ヒールパーツ、シューアイレットパーツなどが毛羽立ちのある天然スエード、ライニングとインソールの表地がメッシュ。

Californiaは割合ポップなカラーリングが楽しめる、ナイキのエリートやコルテツみたいなものだと思うのですが、たまぁ~にナイキがリリースする地味なそれに似ていて、基本、この物件、グレイと黒だけ。ミッドソール、付属のシューレースもグレイなのでなんとも言えない雰囲気に。

そしてonitsukaのタンラベル、インソールのロゴは黒。ここでナイキだったら我慢出来ずにどこかでアクセント付けるため別な色を選ぶんでしょうけれどここらがオニツカの違うところ。ブランドイメージ同様、地味に決めてます。

ただ、このアッパーのグレイ、妙に気になるというか、スニーカーでこのグレイはないだろ、なんでだ?という不思議なルックスが幸いして?購入しちまったわけで。

そしてアウトソールのグレイもちょっと緑が入ったような面白いグレイがチョイスされています。

モデル名にVINTAGEがついてますが、別段オールドテイストなところもありません。強いて言えばアシックスラインの重なりの部分、ここに擦れたような加工がしてあるってだけ。アッパーは新品臭丸出し。ミッドソールも黄ばみ加工無し。訳わかりません。

まぁでもCalifornia、普段履きにはすごく重宝するんですよね。楽。シボ革のCaliforniaは革が柔らかいので秋にぴったりなんです。
そろそろメッシュのスニーカーを片付けてこういったモデルの出番ですかね。

Grey-Black

2014年9月8日月曜日

Pre Montreal Racer Vintage QuickStrike - Size? Exclusive #512538-610 - Dec. 2011

1973年オリジナルのPre Montrealがスパイク仕様からワッフルソールにマッシュアップされてリリースされました。


Vintage Seriesとしてのリリースですが、これは通常カタログよりも一歩早い発売でsize?別注扱いで発売された2色のうちのもうひとつ。赤と黒なので結構インパクトのあるカラーリングではあります。もう一方のブルーのほうはかなりオールドスクール・テイストだったんですがこちらはちょっと今風?トウのスエードパーツが黒いのでよりシャープには見えます。

size?のオンラインでの発売は2011年12月30日です。前回の#419カラーのエントリーを読むとわかると思いますがリリースがこちらは一週間遅れています。リリース前のsize?のブログではあたかも一緒に発売されるような感じがしたのですが、納入が間に合わなかった?

まぁこちらも良心的なのは別注とは言え価格は通常のインラインものと同じ£57.00という事。ちなみにこの一連の別注は各モデル500足の限定だそうです。size?の他にはヨーロッパで数店舗取り扱いがあったようで日本でも並行輸入屋さんが販売しているのを見ました。


ボックスは筆記体ロゴのオレンジナイキ。タイプは08VB16 321 x 200 x 111 で生産は中国。スニーカー本体はベトナム製です。箱の裏には「10251116」のスタンプ。2011年の10月25日生産(検品)?

ボックスの商品名ステッカーを見ると「PRE MONTREAL RACER VTG QS」とありますのでVintageラインであり、Quick Strikeラインでもある、と。別注で限定なのに値段はインラインモデルと同じ、なのに替えのシューレースが付属するのもなんだかいいの?悪いねーという気になります。

このブログでもコンスタントに紹介している2012年以降にリリースされたインラインモデルとワッフルソールの加工は同じようなのですが、ミッドソールはやはりこちらがヴィンテージを名乗っているだけあってそれっぽい仕上がりになっています。要は黄ばみ具合が強いんです。インラインモデルは真っ白ではないけれど、アイボリーっぽいというか。まぁそれもちょっとヴィンテージ寄りではありますが。

タンラベルの裏のお品書きは

NIKE SPORT SHOES ARE MANUFACTURED TO THE EXACT SPECIFICATIONS OF CHAMPION ATHLETES THROUGHOUT THE WORLD THE NIKE NAME AND SWOOSH STRIPE ARE YOUR GUARANTEE OF QUALITY.

MADE IN VIETNAM

FABRIQUE AU VIETNAM

あとはスエードの毛羽立ち。これがいい!あえて毛羽立ち具合を強くしているのでこっちのほうが古くさくていいんです。

アキレスディップ部分のナイキ・ロゴはブロックフォントながら細目。
しかしかっこいいです。パーツはスエードの上からかぶせるように縫製されています。

素材構成はリリース一発目を飾るに相応しい、天然スエードとナイロン。ナイロンはかなり柔らかい素材のものが使われていまして、Eliteのように屈曲する部分に汚れが溜まったり、そこから亀裂が入ったりすることはそれほどなさそう。

Pre Montreal Racerはタンに厚みの感じるスポンジを挟み込んでいるのが特徴でもあるんですが、この物件はさほど厚みの感じないスポンジが採用されています。



あくまでオールドスクール仕様にこだわっているのか、インソールはブルーカラーのSPENCOっぽいストレッチナイロンが貼られていまして、そこにブロック&イタリックフォントのNIKEロゴとスウッシュがプリントされています。

Pre Montreal Racerの別注はボクの知る限りこのsize?以外はリリースされていないと思うのですが、この簡単そうで難しい物件に目を付けたsize?はやっぱり凄いなぁ。

Pre Montreal Racerはその後2年に渡ってコンスタントにリリースされ、売れていたんですが、今一度リリースしても売れるだろうなぁ、これだったら。

SPORT RED / SUMMIT WHITE-SL-BLK

2014年8月27日水曜日

Gel Lyte III #H306N-5013 - Sept. 2013

2013年初頭に購入したオニツカのGolden Sparkでスプリットタンの履き心地に魅せられてようやく購入したGel Lyte III。

その前からアメリカ東海岸界隈では別注が凄い勢いで売れているのは知っていたんですが、恐らくヨーロッパでコンスタントにモデルがリリースされるようになったのは2013年になってからなのでは?

このシーズンモデルは2013年9月にヨーロッパでリリースされています。購入先は英国のHanon。£85.00で販売されていました。米国では同じ時期に$100で販売されています。

ずっとチェックはしていたんですが、別注以外のアシックス企画のシーズンモデルではシンセティック素材を多用したモデルが多かったので安っぽさは否めず、ずっと敬遠してたんですが、これは一目で分かる天然スエードをメインパーツに使っているのでなかなかの面構え。アシックスラインの合間に挟み込まれている赤いメッシュもカッコ良くていいなぁと思っていたのにこれはサンプル品の写真だったようで流通したモデルはこのパーツがなくなってました。がっくし。

オリジナルGel Lyte は1989年にデザインされました。スプリットタンを搭載したこのモデルはスポーツシューズ業界に衝撃を与えたそうですが、今でもスタンダードになっていないってことはそれほど効果がないのか?特許を取得しているのならばパテントナンバーがプリントしてあるはずですが、そうでもないし。見た目は確かにアレですが心地よさはかなりのものだと思うんですけどねぇ。

ボックスはasicsロゴの入った青箱。サイズは一般的なオニツカと同じなれどasicsブランドでの展開なので”ONITSUKA(UNITY-M)”の入っていないR-4-2 330 x 210 x 120mmという表記。シューズ生産はヴェトナム。

最初だったのでオニツカと同じサイジングでhanonから購入したんですが、Golden Sparkと同じく、足入るけど捨て寸ほとんど無しといった感じ。英国ではオンラインでの購入時に大体UKサイズで選ばせるのですが(気の利いたところではUSサイズもポップアップで選択出来るところも)、こと、このアシックスはちょっと要注意。と言うのもナイキと同じかと思いきややっぱり違う。ボクのこの物件ではUK10, US11ですので、ナイキでしたらここで29cmと来るのですが、この物件は28.5cm。

オニツカもそうなのですが、オニツカは28.5cmというよりもUS11=29cmの感覚に近い作りなのでまぁ安心出来るのですが、これはちょっと...

というわけで、次回からはハーフサイズ上げたUS11.5なんて数字だけ見たら巨大な物件をオーダーしてますけど。

この物件のアッパー素材はナイロン。目が詰まっていて恐らくバリスティックナイロンかなと思うのですが。

付属のフライヤーというか、お品書きはGELクッショニングシステムを解説する(と言っても専門的なことは何一つ書かれていませんが)のが英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語で一つ、レザーを使っているのを表すイラスト、そしてasicsの社名の意味の解説をドイツ語、英語、イタリア語、日本語で。この二つの四カ国語のチョイスが不明。

ちなみにこのモデル、日本では未発売でこの先もオフィシャルで販売する予定はないとのこと。

このソースは神戸在住のDJ, tofubeats氏のネットでの発言でそう書いてありました。郷土愛からなのか、氏はasics、とりわけGel Lyte IIIが大好きらしく、彼のインスタグラムでは買う度に写真をアップしてるのですが、好きすぎて「国内オフィシャルリリースがあるのか直接問い合わせたことがあって、asicsからの回答は「ない」と言われた」と書いてました。



などと書き溜めていたらミタスニーカーズのサイトに2014年8月辺りに「日本でもようやくオフィシャルリリース決定」と明記され、2014年秋冬モデルから販売開始になるとか。吉報です。

ただ、Gel Lyte III、唯一うーんとなっちゃうのがアイレットの間隔。スプリットタンありきなのでかなりアイレットの左右の幅が広くとられているのです。なので幅広の足という見た目になりがちなのがちょっといただけない。まぁシューレースはあくまで足を固定させる二次的なサポートの役目でしかないのでしょう。だからなのかシューホールは片側6つ穴づつ。実質使うであろう穴は5つですけど。

ともあれ、足入れの良さ、履き心地の良さは通常のスニーカーとは違った次元ですのでハマる人がいるのも納得の物件です。

2014年8月17日日曜日

M577WRB - April 2010

2010年4月にヨーロッパでリリースされたM577WRBです。別注ですか?といった佇まいですがこれ、ニューバランスUK企画。これはバーガンディーですが他にグリーンベースのM577WGBも同時にリリースされています。


日本では未発売。購入先はお馴染みHanonで£79.95でした。

この時点ではNB UKのサイズはまだ昔のままだったのでいつも通りのサイズで購入。でもこのモデル、ちょっと大きいんですよね。不思議。因みにこの物件は2色購入したのですが、グリーンのM577WGBをかみさんが気に入りまして「買って」と言われたので黙らせる為にプレゼントしました。この物件では25cmが一番小さかったのでそれで納得してました。うちのかみさん、24-24.5cmなんですが、インソールを換えてこれをよく履いてます。会社の男性に受けがいいそう。「それ、イギリス製ですよね」と食いついてくるんだそう。

この物件の特徴はリザードスキン調のレザーでしょうか。リリース前の写真をウエブで見た時はエグいなぁと思ったのですが、届いてみるとエグさ控えめ、アイボリーのレザーと相まってポップな仕上がり。

ボックスはChicken-7で©2008。

トゥとヒールのレザーはちょっと固めのレザーを使っていますが、他のパーツが柔らかく、履き心地は割合いいです。

アッパーのリザード調レザーは一見スエードを加工しているように見えなくもないのですが、実物はソフトレザーの表地にエンボスみたいな加工をしてあって、でもちょっと毛羽立っちゃったみたいな仕上がりになってます。なのでメンテでクリームを塗ってると結構染み込むというか。

ゴールドパーツがシンセティックレザーなのがちょっと残念。ここもレザーだったらもっと高級感が出ただろうに。まぁでも577はここがシンセティックなのがデフォルトなので致し方ないか。レザーで作るのって大概別注ものだし。

サイドのNパーツはいわゆるダブルNではなく、一枚ものをエンボスさせて凸の部分をアイボリー色に着色、凹部分はゴールドに塗り分けています。

でもまぁ、ミッドソールの白&バーガンディーにゴールドで「ENCAP」のロゴ、アイボリーのCRヒールカウンターパーツってカッコ良過ぎ。メッシュパーツの色合いといい、隙のない格好良さ。

タンラベルは577ユニオンジャックバージョン。

ボクは春-夏にしかこの物件を履かないので地面に近い部分のホワイトパーツのレザーはさほど汚れていないのですが、かみさんは通年通して履いているので結構年季が入ったような汚れっぷり。

手入れするのが大変です....

2014年8月10日日曜日

M577GNA - July 2010


いわゆる典型的なニューバランスと言えるのではないでしょうか。M577GNA。2014年春モデルとして再販されていますが、ボクが購入したのはGNAが初めてリリースされた2010年7月。Hanonで購入しています。英国でのリテールプライスは£70でしたが、2014年モデルでは£95なんですね。2010年当時は日本では未発売だったような。

前のシーズンモデルとしてリリースされたM577CBはミタスニーカーズとOSHMAN'Sの独占販売でしたが、この物件はどうだったかなぁ。ちょっと覚えていないです。

この時期はリーマンショックで未曾有のユーロ、ポンド下落でかなり安く購入してました。そのせいであまり考える事無くリリースされたのを次々と購入してたなぁ。これも実はそんな一足。凄く欲しかった訳でもないんですが、持っていない系統のカラーリングだったのでつい。前シーズンのM577CBが個人的にあまりよくなかったので意趣返しという思いもあったのかも。£70なので1万切ってたし。

ボックスはChicken7©2008。

アッパー構成はメッシュと天然スエード、シンセティックスエード。577のデフォルトで、ここではネイビーパーツがシンセティックスエードとなってます。スエードは恐らくウルヴァリン社製ではなさそう。仕上がりの粗さがそれっぽくないんで。
”ニューバランスと言えば”みたいな典型的なカラーリングでもあり、ファンからしたら安心の物件なのでは。

タンラベルはユニオンジャックが刺繍してあるタイプ。で、やっぱりタンは短い....

ライニングはファブリック。インソールはいつものポリウレタン4774/4781とナンバリングされたのにグレイの表地が貼られ、そこには

 new
balanceⓇ

といった素っ気ない、パチもんみたいなロゴが。

全体的には非常にそつのない、まとまった物件なんですが、2014年8月にはM577 25th Anniversary Modelがリリースされ、カラーリングが若干かぶり気味な上にアニバーサリーモデルの方がカッコイイとなれば、ちょっと分が悪過ぎ。

我が家にあるこの物件もアニバーサリーモデルが到着したら履く機会が減るだろうなぁ。

2014年7月28日月曜日

Pre Montreal Racer "5th. Edition" #506192-471 - August 2013

今回の仕様はサイドパネルの素材がリップストップナイロンだそうで。

リリースは2013年8月初め。英国では7月から予約を扱っていたので英国のショップで購入。お値段£62.00でした。予約が始まった時点では日本のショップではアナウンスされていませんでした。その後いくつかの日本国内の店舗でも扱いがあったようで、値段だけ確認すると¥8.600で販売されていた模様。


今回の仕様分は3カラー展開で、この471番の他には011番、662番。ただ、506192-662だけ一ヶ月程遅れて出荷されています。

ボックスは2013年7月出荷分から新しいデザインのものに変更になってます。なのでこれらも新しい赤箱。昔ながらの筆記体ロゴがプリントされた08VB16とか好きなボクからするとデカデカとブロックフォントが躍っているこの箱はちょっと苦手。大味過ぎ。

そんな大味なボックスは13NSW16 321 x 200 x 111mmというサイズ。大きさ自体は今までPre Montrealが収納されていたヴィンテージラインのボックスと同じです。素材が一層ダンボールっぽくなってちょっと丈夫かな?ってくらい。
ただ生産はシューズ共々ヴェトナムに移っています。ボックスさえも作らせてもらえなくなったのか、中国?

そんなボックスに下部には"THIS BOX IS MADE FROM OVER 90% RECYCLED MATERIAL"とプリント。

フタを開けると011番ものには裏側にいつもの検品スタンプがあって03301315と判別が簡単だったのですが、この物件のは半分が薄くて判別出来ず。後半?の”21315”はわかったので適当に考えたら011番が0330だったので同じ3月生産の02日、12日、22日のいずれかなのでは?

まずは5種類のヴァージョン・リリースの経緯など。

1st. Release Edition / #476717-300 out on Dec. 2011
2nd. Release Edition / #506192-400 out on May 2012
3rd. Release Edition / #506192-100 out on August 2012
4th. Release Edition / #506192-813 out on April 2013
5th. Release Edition / #506192-471 out on August 2013

タンラベルは筆記体のNIKEロゴにⓇマークが1つ。スウッシュがNIKEロゴ中央を突き抜けているタイプ。

タンラベルの裏には"NIKE SPORT SHOES ARE MANUFACTURED TO THE EXACT SPECIFICATIONS OF CHAMPION ATHLETES THROUGHOUT THE WORLD THE NIKE NAME AND SWOOSH STRIPE ARE YOUR GUARANTEE OF QUALITY. MADE IN VIETNAM. "。

ラベルのロゴはカラーリングに合わせたもの。ヒールタブのNIKEロゴはPre Montrealではお馴染みの細身&ブロックフォント。

アウトソールは今回はきちんと?まっさらな加工無しのワッフルソールに。パテントナンバーはUS PATENT NO.3793750と変化無し。
インソールの表地は四弾と同じストレッチナイロン。ブロック&イタリックフォントのお馴染みのNIKEロゴ。

スウッシュはスネーク調の型押しになってます。

そして最後にこの物件のもう一つの特徴など。同じ時期に同じ仕様でリリースされた011番では前足部のスエードが毛羽立っていて結構いいなぁと思ってたのですが、この471番、スエードが奇麗に整えられているのです。上品なカーペットみたい。面白い差別化だなぁ、と。上品な感じで履きたいのならこっちのほうがいいでしょうね。蛍光っぽいイエローが遊び心もあってRoyal Blueの美色具合と相まってあなどれない仕上がりになってます。

メンズのPre Montreal Racerは2013年モデルで終了、代わりに?レディースモデルは2014年に結構ポップなカラーリングでリリースされています。女性からのリクエスト多かったのかなぁ?

Deep Royal Blue/Sync Yellow-Medium Grey-Mortar

2014年7月20日日曜日

X-Caliber "Los Angeles Marathon" Pack #DN302-5009 - Sept. 2013

2013年、オニツカはコンスタントに”マラソンパック”名義でモデルをまたいでリリースしていました。


ボクが購入したマラソンパックは2013年3月リリースのカリフォルニアの「東京マラソン」に次いで二足目。このX-Caliberは2013年9月にリリースされてます。販売地域はアメリカ、EUなど。日本ではどうやら販売していない模様。恐らくこの企画はオニツカヨーロッパなんじゃないかと。チョイスのモデルがヨーロッパリリースの物件に多いので。

価格はアメリカでは$85、英国では£69辺りで販売されていました。アメリカでの販売がヨーロッパより少し早かった事もあってボクはアメリカのショップで購入。

購入動機はこのカラーリングと「X-Caliber」だったから。
「X-Caliberだから」という理由ではHanonの別注も欲しかったのですが買えなかった...オンラインに登場する前にすでにインストアで売り切れたようです。

で、これ。Los Angeles Marathonとの事ですが、最初はピンと来ませんでした。 L.A.?ってな感じで。

なので調べるとうぉー!アシックス協賛かい!公式サイトに思いっきり" ASICS LA MARATHON"の文字が躍ってる!
そしてこのマラソンのテーマカラーがオレンジとネイビーなのでこのカラーリングだったのか、と。すごく納得。

こ、これはまさに買わずにいられない物件。ってか、買って良かった。知らずに買ったのにマストアイテムを手に入れられた幸運。
神様有り難う。ボクに友達をくれて。

そんなわけで2013年にリリースされたオニツカのマラソンパックのモデルを自分なりにチェックしてみました。

*California 78 - Tokyo
*Mexico 66 - Paris
*Ult-Racer - Sydney
*Mexico 66 - Kobe
*Runspark - Stockholm
*Corsair - Frankfurt
*T-Stomer - Barcelona
*X-Caliber - Los Angeles
*Colorado 85 - New York City

肝心の物件に関しては、カリフォルニアの時のようにモデルの意匠を変えてまで商品化という事も無く、唯一のマラソンパックたらしめているものはアキレスディップの「LOS ANGELES」の文字だけ。そしてL.A.マラソンのテーマカラーに沿ったカラーリング。
これでいいんです。

ボックスは2013年7月リリースのCalifornia 35th Anniv.モデルでお目見えした新しい仕様の黒箱。ONITSUKA BLACK BOX TR-4-5 360x210x130mmです。

生産国はお馴染みヴェトナム。

X-Caliberと言えばオリジナル仕様では適材適所に素材を配置しているのがキモでした。その発想はナイキのChallengerと同じく、耐久性を必要としているパーツにスエード、通気性にメッシュ、軽量化にナイロンてな感じで。

2010年製のX-Caliberなんかはその仕様に基づいたわけですが、このマラソンパックにはその面影は無く、アッパー構成はスエードとナイロン。この辺りは企画優先って事なのでしょうか。ヒールパーツのスエードにTOKYOとエンボス入れたいが為に意匠であるリフレクターを取っ払っちゃったCaliforniaみたいなものか?まぁそれでもこちらはデザイン的には違和感ないので「あり」ですけど。

インソールはX-Caliber標準仕様で脱着式。薄いポリウレタンとおぼしきものが。ここでは表地にファブリックが貼られてそこにはデジタルっぽいフォントで "LOS ANGELES:42.195KM" とそのコース?がプリントされています。

ロスマラソンのカラー(ネイビーとオレンジ)で統一したこのモデルはなかなかいいルックスだと思います。アウトソールのオレンジもポップだし、ミッドソールを白で残したのも清潔感があって凄くいい。別注だと一仕事多いようなものもありますが、この物件は控えめでありつつ主張も出来ていてバランスがとてもいいと思います。

2014年7月13日日曜日

新潟伊勢丹xゲンベイ商店 - April 2014


偶然見つけた物件です。娘の夏用サンダルを購入しようと子供フロアを徘徊していたら発見。娘は全く興味を示さなかったので下のせがれが大きくなったら使ってもらおうと確保しました。

これ、新潟伊勢丹が企画したようです。新潟に関するお題(地元J1フットボールチームのアルビレックス、水族館マリンピア日本海、新潟のゆるキャラ=トッキッキ)を地元のデザイン専門学校でコンペをしてもらい、各々上位を商品化という流れ。

製造は神奈川県葉山にあるゲンベイ商店。ビーチサンダルの老舗です。

もともと新潟国体の時から大好きだったトッキッキしか興味が無かったのでいわずもがなこれ一択。しかもひいき目に見てもこれが一番デザインが秀逸。

伊勢丹の商品陳列のところに手書きのポップで「国産です」と書かれていたようにソール部分にはMADE IN JAPANとすでに型取りされているわけですが、不思議なのはゲンベイ商店のウエブサイトをチェックすると「信頼第一、日本メーカーのビーチサンダル、製造は海外になります」と明記が。

っていうか、日本のメーカーでも海外製造、しかも生産国をここで明記しないって信頼出来ないんじゃないの?と。これは逆説的なロジックで、例えば、海外のメーカーでも製造は日本になりますって明記されていればボクはそっちを選びますから。

1999年の映画「Notting Hill」でジュリアロバーツがビーサンファッションを披露して以来、ビーサン、特にHavaianasが爆発的に売れてすっかり市民権を得ましたが、少なくとも2010年にボクが購入した3足目のHavaianasまでは未だにmade in Brasilを守ってきていたのも恐らく無関係ではないと思います。

反面教師で中国製のビーサン。海外では鼻緒と足の指の間が擦れてそこからただれてきたなんてことが起こっているので安いとかどこかのブランドだからといって安易に中国製を素足に直接触れるような製品に選ぶのはやめておいたほうがいいかと。

話を戻して。この商品はサイズ展開が少なかったので使えそうなサイズを購入しようとしたらこれが最後の一足でした。
生産数かなり少なそう...

日本海と言えばNegiccoも来週田島貴男プロデュースの「サンシャイン日本海」をリリースしますね。日本海をこんなにポジティブに歌っている曲って歌謡曲史上初なのでは。

快晴の日本海は確かに美しいですので今年の夏よかったら観光に来てはいかがでしょう?