2012年10月30日火曜日

M576NGS - August 2010


すっかり秋めいて先日箱から出しました。そこでこれをエントリー。

2010年8月5日に日本でNB Japanが公式販売しました2010秋冬モデルです。まぁ秋冬物と言ったらスエードか、ブラウン・ブラックのレザーモデル2種類というのがニューバランスUK576のここ数年のパターンでして、これは割と王道と言うか、ひねりのない物件です。

このモデル、日本では3色展開で、他にはM576GRS =グレイ、M576RGS =レッドがあったのですが、実は本国英国ではこの他にブラックのM576KGSというのも同時にリリースされていました。地味過ぎて日本では見送られたのでしょうか?

全体を包むピグスキンスエードには毎度お馴染みアメリカのウルヴァリン社製の革が使われています。

ボクとしては久しぶり、二足目のスエードシューズであります。

なぜなら「硬い」「手入れが大変(雪国なので)」という単純な理由から。

「汚れ易そうで嫌」という理由もありましたが、スエードは実はきちんと手入れをしていれば多少の汚れははじくというのを知ったので改めての購入です。

とは言え、”試し”というくくりが自分の中であったのでこの物件はアウトレットでの購入、オフィシャルプライス¥20.790だったところを半額以下で購入してみました。

箱はChicken 7©2008が使われています。

2010年リリースですが、箱のコピーライトはしばらく2008のままです。

このスエードシリーズのディテールはかなりのオールドスクールっぷりで、分かり易いところではミッドソールの踵部に久しぶりに波打ったグレーのパーツが挟まれているところ。これ、結構いいアクセントだと思います。UKモデルってすぐわかりますから。あとはシングルのデカ"N"が目立ったところでしょうか。

 リリースに伴ってネットで見られる宣材写真なんかではシュッとした形に見えるのですが、実物はもうちょっとトゥの辺りはずんぐりしたもので足入れはおかげ様でいい感じです。


全体的にツートーンで抑えてあるので非常にシンプルながら品のいい物件。
以前のスエードモデルがトゥの部分やサイドにパンチング処理をしていたので余計シンプルさが際立ちます。

シンプルが故にミッドソールの白の美しさもポイントでして、いつも奇麗にしてあげたい気持ちにさせます。


ライニングは毛足の短い繊維で、踵部分に毛玉発生なんてことはないのですが、3シーズン目を迎えるうちのは擦れて下地のスポンジが顔をのぞかせています。

インソールは白のポリウレタン - JD4774/4781、ロゴはちょっと前までよくみかけたNBロゴにトライアングルを重ねたもの。SL-2 FITとプリントされていて、「おっ?」と思ったのはNBロゴのNが8本線だったこと。知っての通り2010年には8本線から5本線にあらかた変更になっていましたから。事実、アウトソールもヒールのプラパーツも5本線のロゴでした。

そのアウトソールはやはりすでに「PATENT PENDING」の文字の無いロゴのみのシンプルなものに。

ただ、今年でこれ、3シーズン目なんですが、スエードの色、すっかり薄くなっちまいました。
日照時間の短い、というよりは真冬にはほとんど太陽が拝めない環境でこれですから関東圏の愛用者なんてもっとしらっちゃけた事になっているのでは。加えて空っ風でホコリっぽいし。

なので本格的に冬を迎える前に一度クリーニングしてみました。モゥブレイのスエードシャンプーで洗って、それでも色が薄いのでWolyのスエードカラーフレッシュリキッドを使って、と。

自分で洗う前に「スエード クリーニング」で検索したらヒットした、山形のクリーニング屋さんの「ニューバランスのスエードをクリーニングしてみました」というブログのエントリー、ライムグリーンの576が新品のように奇麗になって、あぁこんなに奇麗になるんだと目から鱗。やはりその道のプロですね。
ちなみに左の写真はクリーニング前、箱から出してのショットです。



とかく天候がよくない、汚れ易い季節に酷使するNGSですが、それに相反していつも奇麗に履いていたいと思わせる、ちょっと愛しいやつでした。

やっぱりスエードって大変じゃん。







2012年10月23日火曜日

M576IV - "The Road To London" - March 2012


2012年のLondonオリンピックにかこつけてリリースされた限定モデルです。リリースは2012年3月。
全体的にワックス加工が施されているのですが、なぜこのモデルでそういう事をしたのかちょっとわかりません。こういうのは中の人でないときちんとした理由がわからないんでしょうね、きっと。

ボクは2月にHanonで予約してこのグレーを購入しました。日本でもNB Japanが正規販売品として取り扱っていますので数は結構出回ってると予想されます。お値段は日本では25200円、英国では£100ちかい値段だったのでまぁ普通の576よりちょっと高めといったところでしょうか。

2色展開のこのモデルですが、ボクが買ったグレーは1908年、ブラックが1948年に行われたロンドン・夏季オリンピックをイメージしているのだそう。うーん、そうなのかぁ。なのでグレーのモデルナンバーがM576 IV(第4回オリンピック), ブラックがM576XIV(第14回オリンピック)なのか。ロンドンだけで3回もオリンピックが行われてるのも凄いと思いますが。あんまり運動環境いいとは思えないんだけど...

 箱は英国モデルに普通に使われるChicken-7。底の年号表示は©2011 New Balance Athletic Shoe, Inc.になってます。

モデルが印字されているステッカーの大きさは変わらないのですが、去年辺りからフォントが変更になってちょっと間延びした感じに。以前が半角だったら今のは全角みたいな違いがあります。前のほうが良かったなぁ。

付属品はRd. To Londonの紙製のプレート?と、同じデザインのキーチェーン。





スエードのパーツはオイルド・ワックス加工みたいになってるので硬いかな?と思ったら見た目と違ってさほど硬さは感じなかったです。個人的に嬉しかったのは足が触れる部分は全てピグスキンを使ってる事。足入れ部分、タンの裏側、インソールの表面、これらがピグスキンでカバーされてます。インソールにピグスキンを使ったモデルは久しぶりなのでは?知ってる限りその前は2009年にリリースされたM577SNS REDの黒いインソールだったのでは?

M576IVのインソールも素材自体はいつものポリウレタン・ソールで4774/4781のナンバリングのやつ。これに”The Rd. To LONDON SPECIAL EDITION”の織りネームが縫い付けられているのです。知っているとは思いますが、この四角に囲まれてのタイルのフォントみたいなのは英国で道路名標識としてよくレンガの壁などに埋め込まれているのがモチーフでしょう。

日本人ならThe Beatlesのアビーロードの裏ジャケットで見られるあれと言えばおわかりでしょう。この辺りも何気にこだわっていて好きなポイントです。
しかもタンのラベルとこれ違うんですよね。タンに縫い付けられている方は”The Rd. To LONDON MADE IN ENGLAND”ですから。

ソールはガムソール。PATENT PENDINGの文字の無い、5本線NBロゴのみのシンプルなタイプ。


ド定番のグレーでオリンピックを飾ったわけですが、ちょっと素材の組み合わせ等で賛否両論ありそうな、クセのあるモデルだと思います。ボクはアキレスディップのユニオンジャックが以前からどうも好きになれませんし、これまたオイルド加工されたシューレースも好きではないのでいつも通りNB Japanで販売されている別の色のシューレースに替えてしまいました。

(今思ったんですが、雨の日に履くよう想定されているのでは?ニューバランスの、カーボンが入った1300などのソールは雨の日には凄く滑るのですがこれはガムソール。幾分危険からは回避出来そうです。それでも雨の日に木の階段で足を滑らせて二階から地面まで滑り落ちた経験を持つボクとしては雨が降ったら今でもニューバランス以外を選択しますが。)

で。

これ、いつもと同じサイズをオーダーしたのに明らかに小さい、というかきつい。某巨大掲示板の板でも「明らかに小さい」「交換してもらった」という書き込みが結構あったのでモデル全体でこの仕様なのか、と。オールレザーならば履いていれば革が伸びてきて足の形にフィットしてくるのですが、この融通の利かなそうな素材ではそんな願いもむなしく。

しかも素材はさほど硬さを感じさせなかったのに履くと硬い。なんだ、これ?

なんだか四季問わず出番はあんまりなさそうです。トホホ。

春から「ちょっと買わなきゃよかったかも」と個人的に思わせた希有なモデルでした。

嫌な予感が的中するように2012年10月時点で2012年モデルのUKニューバランスを買ったのはM1500UCだけ、ニューバランス全体では3足のみです。来年は良いの出るのか?





2012年10月16日火曜日

M1700SNS "Sneakersnstuff Exclusive Round 4 RGB Pack" - Dec. 2009


2009年12月29日という年の瀬にリリースされたストックホルムの「SNS」のNewBalance別注モデル第四弾。今回はRGBという光の三原色がテーマになって3モデルそれぞれが赤、青、緑をメインカラーに据えてリリースされました。
今回はようやく最後で、「"BLUE" SNS」こと、M1700SNSです。

このコラボレーションモデルはSNSの10th Anniversary Editionの位置づけもあるそうで、各色462足の数量限定モデル。いわゆるコラボものとしてはちょっと数的には多い方では。

販売はワールドワイド展開ですが、日本ではミタスニーカーズとOSHMAN'Sだけでした。前回まで「日本でも数店舗」と書いていましたがオフィシャルで販売していたのは日本国内では2店舗のみで、他は並行輸入屋さんでした。すみません。



で、実はこれがボクの初1700です。そして今でもあまり触手が動かないモデルなのは恐らくこれを履いていても別段いいなぁとも思わないからでしょう。実際下駄箱に登場する機会は四季を問わずあまりないのが現状で、うちのマイナーリーグ選手みたいなものです。

M1500SNSなんてべた惚れで、履いてよし、眺めてよしなのにこの差は何かと申せば、やっぱり「素材」ですか。
M1700SNS、これ、天然素材全く使っていないんですよね….まぁそれでいいというモデルも確かにあるのですが、この形にこの素材・お値段は何とも中途半端というか、勿体無いと言うのか。有りか無しかと問われれば「無し」かなぁ、と。

なぜこれだけそんな設定にしたのか皆目見当もつきませんが、SNSとしては確信犯だったようで、当時のウエブサイトのモデルのプロフィールにはそのエクスキューズのようにベジタリアン向けみたいな事が明記されていました。うーん。

まぁともかく「履いていれば気に入るかな」と積極的に履いているのですが、ボクには1700の醍醐味がよくわかりません。すいません、ニューバランス素人で。

やっぱりスーツ着て1700を合わせるところから始めないとダメなんですかねぇ。

その際は「紐踏んじゃうよ!」と思われるくらい長めのシューレースも使わないとダメですか?

と、口が過ぎたのでM1700SNSのディテールですが。

まず箱はChicken-7©2008が使われています。

ライニングはグレーのテキスタイル。

インソールはいつものポリウレタン4774/4781ナンバリングのものにイエローの表地が貼られています。アクセントに使われているのでそれに合わせたのでしょう。ボクは表地の素材があまり好きではなかったのでRCP-112をこれに入れて履いていますけど。abzorbソールの1700にわざわざそれ使うか?意味あるのか?と自分でも思いますが。

シュータンの刺繍は「1700 MADE IN ENGLAND SELECTED EDITION」。3モデルでこれだけ何故かSELECTED EDITIONの文字が入っています。

NB Japanがよく1700を販売していますけど、いわゆる中国、ベトナム生産品と比べてフォルムはこっちのほうがやはり若干スマートです。1700のずんぐりしたところがいいんだ!という人には二の足を踏むモデルなのでは。



正直この1700だけSNSらしくないなぁというのがボクの感想でした。北欧の洒脱なカラーリングのセンスが全く感じられませんので。




2012年10月9日火曜日

M1500SNS "Sneakersnstuff Exclusive Round 4 "RGB Pack" - Dec. 2009


2009年12月29日という年の瀬にリリースされたストックホルムの「SNS」のNewBalance別注モデル第四弾。今回はRGBという光の三原色がテーマになって3モデルそれぞれが赤、青、緑をメインカラーに据えてリリースされました。
今回はその中の「"GREEN" SNS」こと、M1500SNSです。一応順番に行こうかな、と思いまして。

 このコラボレーションモデルはSNSの10th Anniversary Editionの位置づけもあるそうで、各色462足の数量限定モデル。いわゆるコラボものとしてはちょっと数的には多いかも。販売はワールドワイド展開で日本でもミタスニーカーズ他数店舗で取り扱っていました。


近年の1500でもリリース前の写真から判別すると甲の低いシャープなスタイリングにこの美色。もう買うしかないだろ!と発売日にオーダー。実際現物は写真と同じくらいシャープで、ウルヴァリン社製のグレーと発色の良いグリーンのスエードが精悍さを5割り増しくらいに引き立てています。美しい・・・・

まさに”美しすぎる1500”。





この甲の低さは多分タンの薄さもその要因なのでは。だってAirFlow Meshを重ね合わせただけみたいなペラペラなんですから。とは言え昔のスニーカーの多くはこんな感じの薄さでスポンジだったりコットンの二枚合わせだったりしたわけで、そういう経験から別段嫌な感じはありません。履き心地だって悪くないですし。まぁ近年リリースされているナイキのVintage Series、とりわけ持っている人にわかり易く言えばDaybreak Premium Vintageのタンみたいと言えば伝わるでしょうか。まぁ正直あそこまで安くはないですけど。

それよりAirFlow Meshですよ、この1500のキモは。目が粗くてスケスケ気味ですがこの素材はしなやかで紫外線に強く経年変化も退色も少ない素材として色んな用途に使われているようです。実際AirFlow MeshでGoogle検索するとヨーロッパの農家さんが使ってるサイトが出て来たりしますし。












そしてライニングもAirFlow Mesh。アキレスディップはスエードとAirFlow Meshの組み合わせなので腰がない柔らか仕上げ。あんこも入っていないのでここも薄く仕上がってます。

内部は全体的にAirFlow Meshで包まれていて、通気性だけ考えれば最高?
摩耗にも強そうなのでこのチョイスは正しいのでは。


接着剤がにじんでちょっと雑に見えるのはご愛嬌。よくある事、よくある事。





インソールはやはりJD4774/4781のポリウレタンのSL-1ラスト。表面はAirFlow Meshの白に合わせた同色のちょっと足が滑りそうな繊維が貼られています。ロゴも入っていない、ちょっとチープな感じ。残念。
なのでやっぱり別な物に交換しましたが。

箱はChicken-7©2008が使われています。

ボクが持っている1500の中では一番と思えるほどのポップな美しさ。RGB Packで一番履いているのですが、カラーリングと素材から春-夏しか履けないのが残念。秋になると前回暑苦しいと言ってたM577SNSに交代と相成ります。

2012年10月2日火曜日

M576KPR - Feb. 2007

Hello, World! 初めまして。よろしくお願いします。

2007年春に日本でリリースされたニューバランスM576 "Classic Car Pack" です。本国英国では限定扱いもさほど強くないようですが、日本ではセレクトショップのナノユニバースの一店舗のみ扱う独占販売で、しかも各色108足の数量限定。お値段は25.200円ですが、オンラインでは販売開始からすぐさまソールドアウト、その後何足か再入荷したそうですがそれもすぐになくなったようです。

余談ですが英国、ヨーロッパではモデルナンバーは「M576KPR」として販売されていましたが日本では「M576UK KP」としてボックスにステッカーが貼られ(重ね貼りはされていないので日本専用に制作されたステッカーなのでしょう)流通しました。

「Classic Car Pack」と銘打っているからには往年の名車がモチーフとなっているわけで、しかしこのブラックxレッドはなぜかFerrariのテスタロッサにインスパイアされたモデルなんだとか。なぜ比較的新しいこのモデル?ディノとかBBとかデイトナとか色々あるでしょうに。
3モデル展開でして、他にグリーンベースはTriumph、ベージュXバーガンディはPorscheとのこと。英国産NBからのリリースなのに英国車からはTriumphのチョイス・・・アストンマーチンとか一気にジャグアー、ロールスロイスとか行かないところがまたマニア向け?


箱は英国モデル専用のもの。蓋の仕組もセンスの良さを感じます。















蓋の裏側にはこんなイラストが。読めば鶏と隣のスニーカーのイラストを切り取って好きなカラーリングを楽しんでね、とのこと。誰がそんなことするんだ?
個人的にはこのボックスが積み重ねてもへこんだりしないし、タフでシンプルで一番好きです。ただコストがかかるのかわずか1.2年の短命で切り替わってしまうのですが。




蓋を開けたところ。画像では幾分赤の部分が朱色っぽいですが、本物は濃い赤です。



NIKEとは違ってニューバランスはこういう風に紐がほどかれた状態で出荷されているのが多いようです。見るとわかるのですがミッドソールは足の中心部(土踏まずの辺り)を境にすっぱり2分割>接着されているようです。縦に切れ目が入っているのがわかります。寒冷地で履いているとパックリ割けそうですが大丈夫か?







ソールパターンはいつもの576と同じ。

サイドの赤いレザーパーツにも施されたパンチング処理がいい味出してます。足入れのライニングはピグスキン。
アキレスディップのNBロゴは文字タイプで同色の刺繍。そしてその下にはひっそりとですがリフレクターが埋め込まれています。これは車のブレーキランプをイメージしているのだそうな。

タンはヴィヴィッドなレッドレザー。ラベルはユニオンジャックの入った刺繍タイプ。このモデルのみの特徴の一つであるピグスキン貼りインソールにプリントされたスピードメーターもかっこいい!


これはそのプリント部分のクローズアップ。ちゃんとロゴまで入ってる凝りよう。ちなみにこのインソールは表面がピグスキン貼りで本体は英国NBでメジャーな白のポリウレタン - JD4774/4781 とナンバリングされているものです。一時期展開されていたSelected Editionのインソールと同仕様。






インソールを取り外したショット。アメリカ製と違って縫製が見えないよう&踵のサポートを兼ねてこういったものが貼られています。英国製のNBには年代によって様々なフライヤーが付いてきますが、このモデルにはこの段ボール製の「MADE IN ENGLAND」タグがゴムでくくられて左足に、ニューバランス・ジャパンの正規扱いを示す日本語の二つ折りフライヤーが右足についてます。





履いた感想ですが、他のオールレザー576よりも柔らかいスムースレザーを使ってまして、甲の部分のパンチングもあってしなやかに曲がってくれます。けれどもホールドが甘いというわけでもなく、レザーのタンのしっかりしたサポートのお陰で履き心地はかなりいいんです。これ、買った当初はさほどでもなかったんですが、手入れをしてシーズンを重ねていく毎に足に馴染んでくるのがわかります。「クッショニングだけが履き心地の指針ではない」事を再確認出来るいいスニーカーです。



これは購入時についてきたノベルティー。携帯ストラップですが、結構重くてかさばるので箱の中にしまってます。

M577SNS "Sneakersnstuff Exclusive "RGB" Pack" - Dec. 2009


2009年12月29日という年の瀬にリリースされたストックホルムの「SNS」のNewBalance別注モデル第四弾。RGBという光の三原色がテーマになって3モデルそれぞれが赤、青、緑をメインカラーに据えてリリースされました。

今回はその中の「"RED" SNS」こと、M577SNSです。

このコラボレーションモデルはSNSの10th Anniversary Editionの位置づけもあるそうで、各色462足の数量限定モデル。いわゆるコラボものとしてはちょっと数的には多いかも。販売はワールドワイド展開で日本でもミタスニーカーズ他数店舗で取り扱っていました。

実は577好きのボクでもこのモデルを購入したのはリリースから半年以上過ぎてからのこと。他の1500、1700は発売日に購入したのに。

つまりそこまで欲しいカラーリングではなかったのです。なんか赤過ぎて・・・「Nマークまで赤かよっ!」と。

有り体に言えば「暑苦しい」と。

けれでも時間が経って色々なウエブサイトで目にする機会が多くなると「案外かっこいいかも・・」と思い始め、本家にもこの577のマイサイズが売れ残っている状態を見兼ねて?他に買うものがあったので一緒に購入。放置している半年間で為替が円高になったのも要因の一つでしたが。

箱は現時点で流通している「Chicken-7」タイプでコピーライトは©2008。



本家には明記されていないのになぜかミタスニーカーズがマテリアルの説明に詳しく、このスエードもウルヴァリン社製のものを使っているのだそう。ここの革の質と柔らかさが好きなので個人的には大きなポイントです。

タンは577モデルでは近年Selected Edition以外ではあまりみないレザー仕様。UK577のメッシュタンは短めのものが多いのですがこのレザータンは若干ですが長めになってます。
そこにライニングまでブラックのピグスキン!このコンビネーションも大好物!

タンラベルは通常577に使われる2パターンのうちのシンプルな方。もう一方はご存知ユニオンジャックが刺繍されているお馴染みのものですが。ユニオンジャックでもこのモデルには色合わせとして有効だと思うのですがあえて外してきたのでしょうか?

インソールはJD4774/4781のポリウレタンですが、ライニング同様のブラックのピグスキン貼り。コラボものですがその内容はSelected Editionのような贅沢さと言えます。




惜しむらくはこれ、実は今までの577よりほんの少しサイズが小さい・・・・・なぜかわかりませんが2010年に入ってから英国産NewBalanceの1300、577が小さくなってる気がするのですが。2010 Spring/SummerのM1300なんてライニングの足の通しの悪さとサイズの小ささで履き心地がかなり劣悪。カラーリングがいいのに数回足を通して放置状態が続いている始末。

ともあれ、このM577SNSはインソールを付属のものよりも薄いのに交換して履いています。

RGB Packのなかでは恐らく一番不人気だと思われますが、(実際日本では1500、1700のコアなファンは多いと思いますけど577を声を大にして好きと言ってる人はあまり聞いた事がありませんし)グリーンSNS, ブルーSNSよりも本家では値段が若干安い割にマテリアルは一番贅沢というお買い得モデルでありました。

シューレースは付属品は同色の赤だったのですが、一癖欲しくてこのシューレースに交換済みです。

RGBという順番で行けば次はM1500SNSですのでこれはまた後日。

ここんところSNSは大人しいですがそろそろ別注かけて販売してくれないかなぁ...