Sophnet.がブランド創立5周年のアニバーサリーモデルとしてナイキとのコラボレーションで2004年11月に限定リリースした物件です。
そのモデルに選ばれたのがオリジナルリリースが1981年のInternationalist。チョイスの渋さに驚いて購入しました。当時Internationalistなんて「あぁあったなぁ、そういや」くらいの認識だったんではないでしょうか。ナイキマニアだったらすぐにピンと来たんでしょうけれど。それほどメンズのリイシューはほとんどなかったモデルでした。(レディースは何度かコンスタントにリリースされていますが)
2013年現在もヴィンテージシリーズでは未だにリリースされていない物件でもあります。
Internationalistはチャレンジャーをデザインベースに改良を加え、ワッフルソールのスタッドの個体を大きくすることで更なる安定性とソールの耐久性を向上させています。確かにソールの減りは今までのワッフルソールよりも少なく、ワッフルソールの売りであるスタッドの丸いポチポチもInternationalistのそれでは数倍減りが遅いです。
オリジナルの基本パーツ構成はそんなわけでメッシュ、ナイロン、スエードの御三家なのですが、Sophnet.のこれはオールレザー。しかもトゥなどの補強パーツにはオストリッチレザー(本物は高価なので恐らくフェイクでしょうが)、他のパーツにはスムースレザーを使ってます。オストリッチレザーは割合硬いのですが、スムースレザーはグラブレザーみたい。昔のニューヨーク時代のコーチがバッグの素材に使ってたようなレザーで、ナイキにしてはいいの使ってるんです。本物のレザーですからと言わんばかりのムラもそこかしこに見えますが、結構味になっててボクは嫌いじゃないです。
Internationalistは前期型と後期型と二つ仕様がありまして、一番判別し易いのがヒールカウンターの有無。なのでこのモデルはヒールカウンターのある1984年〜後期型が元ネタになってます。
ブラウンとブラックの2色がリリースされました。どちらも購入したのですが、今回はブラウンの方をエントリー。
限定ものとは言え、ボックスは当時インラインモデルで流通していたものを流用。B12 - 365 x 205 x 130mmでボックス生産は中国。
ボックスのステッカーにあるモデル名はここではInternationalist Leatherとなってます。
これは購入してすぐに記録したショットですが、これが10年近く経った現在どうなっているかと申せばそれは別のショットでこのエントリーの最後に載せてます。色味の違いと言うか、革に艶が出て、とてもいい具合になってるのではないでしょうか。(自画自賛)
いい革はこうなるという見本ですね。
シューレースは同色系のワックス加工されたものですが、気に入らないので取り替えたのは10年以上前のニューバランスジャパン謹製のトレッキング?用。ちなみにスペアとしてノンワックスの同色も同梱されてます。
例のアウトソール。スタッドがでかいです。体重がかかる部分に最低限、けれど効率的に配置されてる印象。本当はどうか知りませんけど。ほとんど左右対称のアウトソールは踵の部分がないとわかりませんね。まぁもっとひどい?LDVもありましたからね。
アウトソールがそんなものですから後ろから見ると「どっちがどっち?」と軽く混乱する事必至。小学生低学年だったら絶対間違って履いてるだろうなぁ。あぁそういえば中学の時の友人は中1でも左右間違って履いてたやついたなぁ。
このラスト、ナイキではヴェクターラストと言いますが、ここまでくるとちょっとなぁと思います。
次にモデルのキモであるタンラベル。ラメ!ラメ!らめぇ〜〜!
ここだけならばディスコでフィバりそうな雰囲気。あのNightTrackでさえもタンラベルは普通だったのに….
このブラウンモデルではゴールドラメですが、もう一方のブラックモデルではシルバーのラメになってます。
ナイキロゴはブロック&イタリックフォントⓇ+スウォッシュⓇ。
で、Internationalistだけタンラベルにいつもモデル名が明記されているのです。
タンラベルの裏側には
NIKE AND THE SWOOSH NAME AND STRIPE ARE TRADEMARKS AND YOUR GUARANTEE OF QUALITY.
ではなくて、
NIKE SPORT SHOES ARE MANUFACTURED TO THE EXACT SPECIFICATIONS OF CHAMPION ATHLETES THROUGHOUT THE WORLD THE NIKE NAME AND SWOOSH STRIPE ARE YOUR GUARANTEE OF QUALITY.
と刺繍されてます。
アキレスディップのナイキロゴはアウトラインの型押し処理。この処理は正解だと思います。
ライニングはステッチがかかってる部分に気持ち程度のパッドが入ってます。で、オールレザーなのにここだけ合皮。ってかビニール?
購入して10年近く経過したので今ではお約束の縦亀裂が入ってます。
直付けインソールに貼られているのも悲しいかな合皮。ってかビニール?
ここまで頑張ったんだったらピグスキンとかにすればいいのに…んで、ナイキロゴではなくてsoph.のロゴであるドットの配列がプリント。
販売価格は¥15.540でボクは横浜のショップで¥9.975というセール時に購入してます。アメリカでもリリースされてプライスは$90前後で販売されていた模様。生産はタイ。
ただ、これね。履き心地があまり良くない。ライニングがフィットしなくて結構スカスカ空くのです。なんでだ?
なので走ったりするのにえらく不向き。もとはトレーニングシューズなのに本末転倒。トホホ。
BRQ BROWN / BRQ BROWN (SOPHNET.)
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