ある日偶然見つけた物件です。
2012年春夏モデルとして主にヨーロッパ大陸方面で販売されていたモデル。なので英国の主要なショップでは結局見る事が無かったので物好きなカリフォルニアファンなら抑えの物件でしょう、これは。
ボクはスイスのショップでサマーセールになっているところを無事捕獲しました。
購入は2012年7月。購入価格はすでにディスカウントが始まっていた為およそ€70で購入出来ました。リテイルは€99だったかな?
ボックスはいつものオニツカのUNITY-M (ONITSUKA) R-4-3 360 x 210 x 120タイプ。蓋裏にはマイクロパックのステッカー、珍しく?このモデルにはお品書きが同梱されていませんでした。あとモデルステッカーのところにPVC FREEの文字が。確かにPVCはこのモデルでは使用していません。
「こんなん日本でも売ってたじゃん。何言ってんの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、ボクがチェックした限りでは日本で販売されていたモデルはTH1H3L-2828であり、それはアシックスストライプが同色のダークブラウンでマッチングされている地味なモデルでした。パッと見同じようなカラーリングなのでよほど好きじゃないと一緒くたにされそうですが。
これはストライプがライトブラウンのスエード。そしてミッドソールには刺し色として?フェイデド・オレンジが使われているので全体的に重くなく、ポップな印象を与えてくれます。アウトソールの本当に黄ばんでいるような色合いも素晴らしい。
もちろんTH1H3L-2828もヨーロッパでは同時期にリリースしていたようですが、最初から目がいったのはこちら。実にいいモデルです。
そしてカリフォルニアなのに生産国はヴェトナムではなく、インドネシア。珍しい。
インドネシアでもいい工場で生産してもらったのかこれはこれでなかなかのクオリティー。ヴェトナム生産品と仕上げであえて違うかな?と思われるところはソールの断面。カッティングの際のざらつきがインドネシア製の方がざらついてるかな?と。
カリフォルニアなのに?アッパーはシボ革が使われています。以前エントリーしたSakurada Vintage Limited Edition "Olympic Pack"と同じような革。
SAKURADAではライニングがモデルの基本仕様のテキスタイルだったのに対して、こちらもカリフォルニアの基本仕様であるヘリンボーン織りのコットン。色も変わらず。
この辺りのヴィンテージラインの仕様の一貫性は最初からハマっているファンには嬉しい限りだと思います。途中からあからさまに安い素材に仕様変更してくるナイキと大違い。
しかし隙のない汚しっぷりは好感が持てます。意図的にやった感丸出しのナイキと違って、例えばアシックスラインのスエードが履き込んでいくとどうしても汚れてくるわけですが、それを実現してるんですよね。しかもラインが重なるところの当たりもきちんと?汚してきてる。大量生産品だろうに手間かけてるなぁと。大切に愛でて履かないと。
しかしなんでこれ、日本で販売しなかったんだろう?ヨーロッパの方がファン人口本当に多いのかなぁ?そうとも思えないけど。
まぁヨーロピアン好みな配色だとは思いますけど。
余談ですがボックスに明記されていたモデルの名称は「CALIFORNIA 78 LE VIN」。"OG"がファーストリイシューでは付いていたのがここでは無くなってます。
Java / Winter White
0 件のコメント:
コメントを投稿