2013年11月10日日曜日

Oregon Waffle Leather #313544-071 - Oct. 2006

冬が来る前に箱を開けて空気の入れ替えをしようとお天気のいい日にストックを引っ張りだしていたら出てきました。
データベースにも記録し忘れていたので自分の頭にもありませんでした。2006-2007年辺りに購入したものはプライベートでバタバタしていた頃でもあったのでやっぱりきちんと管理出来ていなかった。
スニ好きとしてあるまじき行為。猛省します。


で、これ。

リリースは2006年10月。オレゴンワッフルはこの前後にいくつかリリースされています。なぜこの物件なのか?そしてなぜこの時期だったのか?は謎ですが。ワッフルレーサーIIが2005年に大量にリリースされていたのでその流れでしょうか。その割にはマニアック過ぎるんですけど...Waffle Trainerをリリースして欲しかった...
ナイキジャパンのフライヤーが付いていたので日本国内で購入したものでしょう。リリース当時の価格は¥11.550。オールレザーでこの値段は良心的。


Oregon Waffleのオリジナルは1973年にリリースされています。ソールの造形を見たら納得でしょうが元々は陸上のクロスカントリー用に開発されたもの。とは言え、競技にもトレーニングにも使えるようなオールラウンドなモデルであり、このワッフルソールの成功でナイキは一躍大企業になっていくわけで。

出自がそんなわけでこれを街履きとして使うにはちょっと苦しいと思いますが。

ボックスはオレンジとライトブラウンのツートーンタイプ。C18 330 x 225 x 116mm。ローカットのランニングシューズには若干大きめのサイズでして、ボックス生産は台湾。

ボックスの蓋裏を見ると「06130611」とスタンプ。2006年6月13日ですかね、検品は。

オリジナルとしてリリースされた物件はアッパーがナイロンでしたが、このモデルはレザー。シュリンク加工を施した牛革が使われています。
そして珍しいなぁと思わせるのがトゥガードやヒールカップ、スウッシュといったパーツにはヌバックが使われているのです。ナイキでヌバックってランニング・トレーニングシューズでは珍しいチョイスですよね。

しかも。
ナイキにしてはいい素材を使っているのでしっとりとした高級感すら漂ってます。

タンラベルはブロック&イタリックのNIKEロゴにオレンジスウッシュ。Ⓡマーク無し。タンラベルの裏のお品書きはなんと!このモデルオンリーだと思われる文面が。

ONE MORNING IN 1971, BILL BOWERMAN WAS STRUCK WITH A GREAT IDEA, SITTING DOWN FOR BREAKFAST, HE SAW HIS WIFE'S WAFFLE IRON AND ENVISIONED USING IT TO CREATE SOLES FOR HIS SHOES.  A FEW RUBBER CHIPS AND SEVERAL ATTEMPTS LATER, BILL SUCCESSFULLY MADE WHAT BECAME THE "WAFFLE SOLE". TESTING THE IDEA ON ATHLETES, THE SHOES PROVIDED LIGHT-WEIGHT TRACTION FOR RUNNERS EVERYWHERE. IN 1973, THE WAFFLE SOLE WAS SOLD TO THE WORLD AS THE "OREGON WAFFLE".

要はワッフルソール開発秘話なんですが。このモデルにナイキは誇りを持っているんだろうなぁと思わせるニクい演出。

マスタードカラーのスウッシュ。渋い、渋すぎる。少なくとも高校生が自らチョイスするようなカラーリングではありません。おっさんが気負わずに何気なく履いているのが似合いそうな、優良物件。

アキレスディップのナイキロゴはブロック&イタリックフォントで刺繍。
横から見るとアキレスディップのパーツがかなりアキレス腱寄りに反っているので「履いているとアキレス腱が擦れそうだなぁ」なんて思っていたんですが、実際履き始めてみるとそんな事はなく。

あ、ライニングは合皮です。普段ですと「アッパーとかいい革使っているのにここは合皮かよ」と毒を吐いてしまうところですが、この物件に関しては違和感無いんですよね。若干の重い光沢を持ったレザーに対してマットな質感のPUレザーだと思うのですが、よく馴染んでいるのです。
あとシューレース。

基本ボクは気に入った日本製のシューレースか、生産中止になったニューバランスのシューレースを色を合わせて交換するのが常なんですが、この物件に付属してきたシューレースは色が凄くいいのです。ナイキでシューレースがいいって口にしたのはこれが初めてだったりして。

生産はタイランド。タイ生産品に一時期付属していたリサイクルペーパーで作られたシューキーパーが同梱されていました。

BLACK/CHUTNEY-NET

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