2013年11月3日日曜日

Challenger (VNTG) #359695-211 - August 2009

追悼岩谷時子。


美しきチャレンジャー。古いです。もう誰も知りません。ボクもリアルタイムで観てません。岩谷時子/筒美京平作の主題歌で知ってるくらい。堀江美都子の歌声が素敵です。

そんなチャレンジャー。以前エントリーしたバミューダと同じデザインを基に、改良を加えられて1979年にオリジナルがリリースされてます。キワモノ感溢れたバミューダと違ってより現実的なブラッシュアップ(トゥガード、ワッフルソール等)がなされた、ある意味安心の物件であります。
なのにオリジナルは短命。わずか一年ちょっとでディスコンになった模様。なんで?地味だから?

そんなチャレンジャーのヴィンテージシリーズでのリプロ。ちょっとびっくり。確かこの頃はまだあのナイキの稼ぎ頭のエリートもヴィンテージシリーズ化していなかったはず。なのでなぜこれが選抜されたんだ?と。変な力が働いたのか?とか、だったら次はTerraとかマリア来るのか?とか、まぁ邪推もするわけで。結局来なかったけど。

アウトソールはワッフルで、ヴィンテージ・リプロなので気持ち汚し加工が入ってます。ただ、最初の頃の遠慮無さが鳴りを潜めて随分おとなしい加工に落ち着いてます。アウトソール中央部の文字は「US PATENT NO.3793750」。ミッドソールは単色ですが、2層ですが、前足部は1層で、真ん中辺りから後足部にもう1層ソールが重なってます。同じ2層、同じような生い立ちのBermuda Vintageとはソールの合わせ方が逆ですね。チャレンジャーはアウトソール寄りの層のパーツの方が小さいです。このアッセンブルの違いはなんなんだろ?

これがリリースされたのは2009年8月。ボクは英国のsize?で購入。£57.00でした。

ボックスは08VB18 - 330 x 225 x 116mmという、ヴィンテージシリーズお馴染みのオレンジボックスなれど、大きさがでかい。ハイカット入ってるやつだよね、これ…

ボックス生産は中国。で、フタのスタンプなんですが、あれ?「03141215」って…???

いつものように考えれば2012年3月14日になりますが?えっと…どういうこと?

確かにボクが購入したのは2012年7月。ボックスの日付と購入時期は違和感ありません。でもサイトでこの物件を発見したのは確かに2009年なんですよね。ナイキが3年もコンスタントに生産し続けるわけないし。しかもこんな好事家しか買わないような物件ですよ。
size?でも一度姿を消したので在庫が無くなったのかと思ったらまた出てきたので売れ残り出たのか?と急いで購入したんですが。

この辺り、ちょっとボクにはわかりません。

というわけでタイトルの日付もとりあえず最初に見かけたリリースである2009年8月にしています。

Bermudaの時も書きましたが、スエード、メッシュ、ナイロン素材を効率的に配置することで耐久性、軽量化を両立してます。よく出来てます。デザインも好き。

生産はベトナム。

ナイキにしては地味目な配色ですが、なかなかどうして。
アッパーのメッシュは目の粗い、通気性だけ考えればかなりのもの。ホコリ舞う環境だとメッシュを通してソックスがかなり汚れそうです。参考に上げたショットでもよく見れば裏地の白いナイロンがメッシュの粗い目を通して見えますもん。

タンラベルはブロック&イタリックフォントの黒文字ナイキロゴ+オレンジスオッシュⓇ。一般的なデザインのものですね。タン自体はスポンジも入っていない、極薄のナイロンのみ。

タンラベル裏のお品書きは"NIKE SPORT SHOES ARE MANUFACTURED TO THE EXACT SPECIFICATIONS OF CHAMPION ATHLETES THROUGHOUT THE WORLD THE NIKE NAME AND SWOOSH STRIPE ARE YOUR GUARANTEE OF QUALITY. MADE IN VIETNAM. "。

インソールの表地にはNIKE+スオッシュロゴが上下合わせの対になってカッコ良く配置されてプリントされています。1970年代-80年代のある時期のナイキ製品にはこういった仕様のモデルがいくつかあったのを覚えています。なのでこのチャレンジャーのインソールを見た時に思わず懐かしさを感じずにはいられませんでした。「あぁあったあった!」と。で、我が家にあるナイキのストックでこのインソールを採用しているモデルは現状ではこれだけです。

ライニングも合わせるようにほとんどあんこの入っていない、昔のスニーカー仕様。ライニング素材は横のスオッシュ同様合皮ですかね、これ。

アキレスディップのNIKEロゴは幾分細身のブロックフォント。アキレスディップのパーツにヒールのスエードが覆い被さって縫製されています。

履き始めるとやはり軽さがかなり体感出来ます。個人的にはPre Montreal Racerよりも軽く感じます。そして履き易い。トゥの少し丸みを帯びたデザインもラブリーで好きなんですよね。履き潰した時にまた欲しくなるようなモデルです。その時はリプロ、簡単に手に入るかなぁ…

Dark Russet/Sail-Black

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