アメリカ向けに2012年夏物としてリリースされていた物件。名称から"vintage"がなくなっているのに興味があって購入してみました。
あと、カリフォルニアとしては珍しい、アッパー全体がメッシュのモデルというのも要因ですが。
結果。とにかく”安い”。その一言に尽きます。
もう買わなくていいと断言出来る物件。その位”安い”。兎に角”安さ爆発”。わざわざアメリカのショップから購入しなくても全国チェーンの靴屋さんで3980円くらいで投げ売りされていそう。
ヴィンテージの冠がないのでそれっぽい加工はしていない事は暗黙の了解ですが、まさか天然素材を一切使用していないなんてお釈迦様でも気がつくめぇ、と。
トゥ、ヒールの本来スエード部分がシンセティック(フェルト)に。アッパーのシューレース部分のパーツに至ってはこれ、PVCですよね?でもボックスのモデルステッカー部分に「PVC FREE」って明記されてるし……謎。まさかのクラリーノ?
ライニングもヘリンボーン織りのコットンではなく、ビニールっぽいものだし。これで$70って……
あまつさえカリフォルニアのIDであるヒール部分のリフレクター。ひょっとしてこれ、ダミー?試しに暗い部屋でマグライトで照らしてみましたがなんだか微妙….
まぁその後反射したのを目にしたのでダミーではないとわかったのですが、うーーーん、ちょっと納得のいかない仕様。
そんな物件は珍しくインドネシア製。オニツカの多くはヴェトナム製ですが、だからこの出来?でもD1H3L-2899の件もあるのであながちそうとも言えないわけで。これで中国製だったら合点が行くというものですが。
ボックスはいつものUNITY-M (ONITSUKA) R-4-3 360 x 210 x 120タイプなのですが、ここでまた珍しいものが。カリフォルニアはユニセックス展開ですが、一般的にサイズ表記はメンズのみ。ですがこの物件はなんとレディースサイズも併記されているのです。
左にUS、右にUKサイズというのがヨーロッパ諸国で流通している製品のお約束なんですが、やっぱりアメリカ専売品?だけあってこの配慮なんでしょうか。ちなみにUSサイズの上に小さく表記されているのはヨーロサイズと日本のcm表記。UKなくなってます。英国では販売自体無かったという証左でしょう。
と、全体的には異端な感じですが、履いてみると??
あれ、案外いいぞ?と。感覚的なものなのですが、ヴィンテージリイシューものよりもアウトソールの曲がりがいいというか、アッパーのメッシュもあってしなやかな印象。その代わりと言っては何ですが、ヴィンテージリイシューものよりも雨の日はソールが滑り易い気も。
ライニングはヴィンテージ仕様でもないのでオールドナイキなどによく見られたビニールっぽいものが使われてます。そしてアシックスストライプも。
ただ、可愛いなぁと思ったポイントはインソール。生成りのジャージーニットっぽい表地が貼られていて足を入れた時気持ちいいのです。
まぁでも外側の素材の安っぽさが兎に角いただけないので仕事用に使ってます。
Green/Yellow
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