そして7年経って再びコルテツ。リリースは2012年1月。QSカテゴリーなので限られた店舗での販売となってます。
お値段は日本では¥9.970。英国では£65.00で販売されてました。生産は2005年ものと同じヴェトナム製。
日本で1月販売だったのですが主立ったショップでは速攻で姿を消してしまい、ボクはsize?で2月に購入しています。
今回のリリースは「とりあえずそろそろ出しとく?」みたいなものではなくて、ナイキ創業40周年というお題目を掲げてのリリースなので前回よりもかなり気合いが入った出来になってます。この気合いは2012年前半に続けてリリースされたAir TailwindやNight Track、Air Epicまで続いていくのですが、後半は息切れ、やっぱり中途半端なカラーリングと仕様変更もののリリースで2012年を締めてます。
そんなナイキですがこれは”買い”の物件。特に中学時代からコルテツを履き続けてきたボクとしてはアイデンティティーにも関わる重要物件なわけで。大袈裟。
ボックスはヴィンテージラインで使われているオレンジボックス 08VB16 - 321 x 200 x 111 (Box made in China)。
蓋裏には11141122という数字のスタンプ有り。MM/DD/YY方式だと2011年11月14日製造(検品)とも読めるけどどうなんでしょうか?
2005年originalで改ざんされていた箇所がまぁ訂正されて結構いい感じ。シューホールが7穴に戻ったのと、ソールがお約束の3層になったためルックスも安心して見れるレベル。白に赤のスウォッシュというのもQSで一発目に出すカラーとしては正解。こういうのを世界中のコルテツファンが待っていたのでは。
レザーは2005年Originalがスムースレザーっぽいものを採用していたのに今回はしわの多いレザー。こちらの方が雰囲気ですが、本当のオリジナルはやっぱり違うような気が…
そんな二つをくっつけてのショット。意外や意外、スウォッシュのデカさはあまり変わらなかったんですね。じゃあなぜ2005年物の方が大きく見えるかって言うと、2層のソールのせいなのでは?
アウトソールのジグザグパターンは変わりないですが、2005年物は筆記体ロゴだったのにこちら2012年QSではブロックフォントロゴⓇ+スウォッシュⓇに。で、黄ばみというには物足りませんが、アウトソール自体の色がアイボリーっぽくなってたり。
後ろから眺めたショット。ライニングの処理の違いが歴然。2012年QS、革むき出し。そこに補強用の革をもう一枚縫い付けてあるもののそれもそのまま。しかも芯が入っていないのでヨレヨレ感が凄い。こんな感じだったっけ?と頭の中に???がいっぱい。アッパーの革は一枚のみで裏地がありません。2005年ものより裏の革の毛羽立ちが凄いのも特徴?
タンはオールドスクールなスポンジの切りっぱなし。そうそう、これこれ。黄色いスポンジが段々ダメになって行くんですよね。
で、タンラベルは横に潰したようなちょっと変な筆記体フォント。Ⓡマークはここでは一つ。インソールではアウトソール同様ブロックフォントⓇ+スウォッシュⓇとなっているので筆記体フォントにはⓇマークが付かないのか?インソールの表地も2012年QSはパイルっぽいとうか、タオルっぽい感じ。70年代後半-80年代、90年代のナイキは確かこんなインソール使ってた記憶が。この辺は曖昧ですみません。
タンラベルの裏のお品書きは
NIKE SPORT SHOES ARE MANUFACTURED TO THE EXACT SPECIFICATIONS OF CHAMPION ATHLETES THROUGHOUT THE WORLD THE NIKE NAME AND SWOOSH STRIPE ARE YOUR GUARANTEE OF QUALITY.
MADE IN VIETNAM
ヒールタブのステッチの処理も変更があって、2012年QSではライニングの補強用革と一緒に縫い付けられてます。
3層に戻ったソールには黄ばみ加工がされてます。他には”ボクの中のコルテツ”ではお馴染みだった、スウォッシュと重なるサイドの2本の縦ステッチ(というか縫い合わせ)。2005年ものは1枚革でつるりとしたルックスだったのでありませんでしたがここでは復活。
最後に因縁?の2ショットなど。
これ見るとオニツカ、きっちり作ってきたなぁと感心します。