2012年5月に発売された英国Size?の別注モデルです。お値段は良心的な£57.00。ワールドワイド・リリースで500足限定だったそうです。今回購入したのはイエローxブルーですが、同時にもう一色(Green x Yellow)リリースされています。
これ、凄く出来がいいのにさほど話題にもならなかったようで、年末くらいまで本家Size?のサイトで売れ残ってました。可哀想。
Nikeは2005年くらいからコンスタントにWaffle Racer IIという名称でえせヴィンテージリイシューとして販売してたんですが、まぁこれが出来が悪くて。それがあるので尚更「なんで売れないんだろう?」という思いが強いのです。
この別注モデル、2011年末にリリースのPre Montreal Vintageや最近のBruinでもやってるお得意のスエードの毛羽立ち加工なんですが、もちろんやってます。これがSize?やで!といわんばかり。その意気や良し。
そしてアッパーが昔懐かしいペロンペロンのナイロン。ただしコルテツと違って随分柔らかいのが印象的。1990年代に生産されたナイロンコルテツのアッパーなんてちょっと月日が経つとバリバリですもんね。
ライニングもあんこのほとんど入っていない薄い仕様。インソールはこれまた昔懐かしいスペンコみたいな繊維が貼られています。
と、スニーカー本体はオールド感満載なのですが、意外だったのは箱。オレンジのヴィンテージ•ボックスではなくて、ライトブラウンのナイキのカテゴリーロゴがいっぱいにプリントされた08NSW18 330 x 225 x 116タイプ。スニーカーに比べて箱が大きい……
箱の生産はChina。そしてスニーカーも残念ながらのmade in china。ボックスに貼られているシールには製品名が「WAFFLE RACER(VNTG)」と明記されています。
で、箱の蓋の内側のスタンプを見ますと「0220201204」。リリースが2012年5月ですので2012年2月20日検品(生産?)なんでしょうか?まぁその辺りなんでしょう。
アウトソールパテントナンバーはUS PATENT NO.3793750。
2005年〜のWaffle Racer IIなどと比較するとステッチの入り具合等、別物っぽい仕上がり。もちろん、こっちの方が数倍素敵♡
履き心地も当然こちらに軍配が上がる決定的な要因はシューレースの穴の数でしょう。
同じサイズなのにWaffle Racer IIのインラインモデルは5つ。対してSize?別注は7つ。全く違います。よって見てくれも「なんだか間の抜けたようなルックス」と「うーん、カッコイイ!」になるわけで。フィット感も雲泥の差。これで値段同じくらいなんだからなんなんだよと思わずにいられませんが。もっと早くリリースして欲しかったです。そしたらうちに眠ってる数足のWaffle Racer IIなどなかったのに。
タンの織りネームはオレンジスオッシュではなくてカラーリングに合わせたブルー。裏には
NIKE SPORT SHOES ARE MANUFACTURED TO THE EXACT SPECIFICATIONS OF CHAMPION ATHLETES THROUGHOUT THE WORLD THE NIKE NAME AND SWOOSH STRIPE ARE YOUR GUARANTEE OF QUALITY. MADE IN CHINA
ナイキ好きが企画したんだろうなぁという愛が伝わる、ただの企画品では終わらせないいい出来。もう一足欲しかったんですが、ワッフルソールというのは凄く減るのも早くて、普通に間隔を空けて履いても一年持つか持たないくらい。なので躊躇してたらサイズ切れ。代わりに?まだ在庫があったChallenger Vintageを購入しちゃいました。
アキレスディップを覆い尽くすようなスエードのヒールカップ。中にプラ素材等入っていないので柔らかいのですが、この後ろ姿も2005年のWaffle Racer IIと異にするところ。ブロックフォントのナイキロゴも似合っていてかっこいいです。
最後に伏線として2005年8月に発売されたNIKE iDのWaffle Racer IIと並べてみました。これを見ると本当にこのSize?別注の出来の良さが一目瞭然。質感、シルエット、縫製、値段、どれも満足のいくものです。