2012年8月15日水曜日

Air Epic Vintage NRG "1st. Release" #534229-011 - April 2012


2012年は久しぶりにナイキを大量購入してるのですが、そのきっかけは2011年暮れから始まったPre Montrealのリリースだったり、日本では2012年4月28日にリリースされたこのエアエピックのヴィンテージ•シリーズでのリイシューが原因です。

エアエピックのオリジナルは1985年発売なのですが高額故に当時のボクは買ったことが無く、初体験は2003年から数年間に渡って販売されたリイシューものでした。見てくれはまぁオリジナルに近いとは言え、

オリジナル=フルレングス•エアに対し、2003年リイシュー=ヒール•エア
オリジナル=天然皮革、2003年リイシュー=天然皮革>2004年リイシュー=人工皮革(クオリティー低)

と主立った仕様はどんどん劣化を続け、細かい所ではタンの縫製などもリイシュー当初は手の凝った作りだったのですが、最後の方では見た目だけそれっぽくした明らかに手抜きな仕様で、いかにもナイキといった風情。あーあ。
まぁその当時はまだ「Vintage Series」というカテゴリーが確立されていなかったからという事にしておきましょうか。

で、ほぼ10年振りに再びリイシューと相成ったこの物件、今回はVintage Series,しかも”LIMITED EDITION for NONFUTURE”のカテゴリーでの販売。ちょっと期待しちゃいました。

しかも。

一発目のリリースはオリジナルカラーの2色を投入というのですから本気度も高いと思わないわけがない。
で、その物件がこれ。今回はグレイを紹介。

箱はオレンジ・ナイキではなく、NIKE SPORTSWEARロゴの入ってる08NSW18 - 330x225x116が使われています。箱のフタ裏にスタンプされた数字は「021712 4N」。恐らく2012年2月の生産(検品?)なのでしょうか?














2012年物のエアエピック第一弾、Vintage Seriesという事で力も当然入っているのでしょう、素材は天然皮革が使われ、柔らかくていい感じ。
オリジナルと同じフルレングス・エア搭載で2003年物の「地面に硬くあたる」感覚は全くなく、「おぉエア!」と思わず口にしちゃう喜びが。この辺の調整は同時期にリリースされたTailwind(こちらもフルレングス・エア搭載)よりも柔らかくなっているようです。

横の写真だとミッドソールの構成が外側と内側で違うのがわかると思います。


2003年物とタンのラベルも変更され、AIRの文字がスウォッシュとくっついてるものに。更にアキレスディップのロゴにもAIRの文字が追加され、2003年物はブロック•フォントだったのが今回はイタリックに変更されています。
他にはインソールが脱着可能だったり、ミッドソールのパーツ構成がより1985年オリジナルに沿った仕様に近づいたりと、ナイキにしてはなかなかいい仕事をしてくれました。






因みに生産国はベトナム。2003年製はタイランド。オリジナル•1985年製はナイキ最後のアメリカ生産品でした。




ここでまたおさらいを。

オリジナル=フルレングス•エア→2003年リイシュー=ヒール•エア→2012年Vintage Series=フルレングス・エア


オリジナル=天然皮革→2003年リイシュー=天然皮革→2004年リイシュー=人工皮革(クオリティー低)→2012年Vintage Series=天然皮革(クオリティー盛り返す)

そこで2003年のリイシュー物件と並べた写真を。手前が2003年、奥が2012年物。ぱっと見同じモデルですが、素材のチョイスが随分違っているのが一目瞭然。個人的にはカラーリングも、スエードの起毛の感じも、メッシュの穴の大きさ加減も2003年物のほうが好みです。


まぁこの後の追加リリースでどう劣化していき、どれくらい劣化していくのかが楽しみです。そしたらもう買わないだろうけど。

0 件のコメント:

コメントを投稿