2012年は久しぶりにナイキを大量購入してるのですが、そのきっかけは2011年暮れから始まったPre Montrealのリリースだったり、日本では2012年4月28日にリリースされたこのエアエピックのヴィンテージ•シリーズでのリイシューが原因です。
エアエピックのオリジナルは1985年発売なのですが高額故に当時のボクは買ったことが無く、初体験は2003年から数年間に渡って販売されたリイシューものでした。見てくれはまぁオリジナルに近いとは言え、
オリジナル=フルレングス•エアに対し、2003年リイシュー=ヒール•エア
オリジナル=天然皮革、2003年リイシュー=天然皮革>2004年リイシュー=人工皮革(クオリティー低)
と主立った仕様はどんどん劣化を続け、細かい所ではタンの縫製などもリイシュー当初は手の凝った作りだったのですが、最後の方では見た目だけそれっぽくした明らかに手抜きな仕様で、いかにもナイキといった風情。あーあ。
まぁその当時はまだ「Vintage Series」というカテゴリーが確立されていなかったからという事にしておきましょうか。
で、ほぼ10年振りに再びリイシューと相成ったこの物件、今回はVintage Series,しかも”LIMITED EDITION for NONFUTURE”のカテゴリーでの販売。ちょっと期待しちゃいました。
しかも。
一発目のリリースはオリジナルカラーの2色を投入というのですから本気度も高いと思わないわけがない。
で、その物件がこれ。今回はグレイを紹介。
箱はオレンジ・ナイキではなく、NIKE SPORTSWEARロゴの入ってる08NSW18 - 330x225x116が使われています。箱のフタ裏にスタンプされた数字は「021712 4N」。恐らく2012年2月の生産(検品?)なのでしょうか?
2012年物のエアエピック第一弾、Vintage Seriesという事で力も当然入っているのでしょう、素材は天然皮革が使われ、柔らかくていい感じ。
オリジナルと同じフルレングス・エア搭載で2003年物の「地面に硬くあたる」感覚は全くなく、「おぉエア!」と思わず口にしちゃう喜びが。この辺の調整は同時期にリリースされたTailwind(こちらもフルレングス・エア搭載)よりも柔らかくなっているようです。
横の写真だとミッドソールの構成が外側と内側で違うのがわかると思います。
2003年物とタンのラベルも変更され、AIRの文字がスウォッシュとくっついてるものに。更にアキレスディップのロゴにもAIRの文字が追加され、2003年物はブロック•フォントだったのが今回はイタリックに変更されています。
他にはインソールが脱着可能だったり、ミッドソールのパーツ構成がより1985年オリジナルに沿った仕様に近づいたりと、ナイキにしてはなかなかいい仕事をしてくれました。
因みに生産国はベトナム。2003年製はタイランド。オリジナル•1985年製はナイキ最後のアメリカ生産品でした。
ここでまたおさらいを。
オリジナル=フルレングス•エア→2003年リイシュー=ヒール•エア→2012年Vintage Series=フルレングス・エア
オリジナル=天然皮革→2003年リイシュー=天然皮革→2004年リイシュー=人工皮革(クオリティー低)→2012年Vintage Series=天然皮革(クオリティー盛り返す)
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