2012年の秋に英国でリリースされたadidas Basket Profiです。Profiは1969年にリリースされた、「スニーカー」と呼ばれる以前に流通していた物件です。うーん、すごい。
なんせこういったシューズを生産販売していた最古のブランドはアディダスとオニツカタイガーなんですもんね、そりゃ歴史があるってもんで。
で、これ。日本でもProfiはコラボだなんだとリリースされていますが、これも英国の大手スポーツショップ「JD SPORTS」別注でした。ただ、日本でリリースされていた別注は色が現代的というか、年寄りには目を奪われるものではなく、こういった古臭い出で立ちで出してくれた方がとっつきやすいんですよね。なので基本、日本未発売。
スーパースターの前身モデルでもあるのですが、スーパースターは古臭さを全く感じさせないのに対し、こちらはハイカットの処理とかヒールカップの感じとかちょっとオールドテイスト。
そこにシワ加工されているスムースレザーですからいい感じになってます。
ラストの形状はスーパースターよりもほんの少し細い感じがします。デフォルトで白いシューレースが穴に通されていましたが、スペアとして付属してたアイボリー色のシューレースは優しい色で結構好き。
ソールパターンはスーパースターのようなヘリンボーンのものではなく、バッシュ創世記によくあった、オクトパスパターン。オニツカもファブレの前は確かこういったソールパターンを採用してましたよね。
割とシンプルなルックスに仕上がったProfiですが、トレフォイルとロゴは金の刺繍で。ただ、あまり嫌味になっていない、むしろちょっと上品な印象を与えています。
2016年12月22日木曜日
2016年12月3日土曜日
Saucony Shadow 5000 Bodega #70045-3 Blue - April 2010
この野暮ったさを愛せる日が来るのでしょうか?
そんなSauconyが”足を向けて寝られない”Bodegaと組んでリリースした物件がこちら。リリースは2012年4月。エリートラインですのでワールドワイド500足の限定です。アメリカでは$100でした。
日本ではオフィシャルショップがなかったのか取扱店は
Nalu 大阪店、Lafayette 横浜店、UPTOWN Deluxe 福岡、Privilege 東京
のわずか4店。¥13.650で販売されていたようです。まぁでも500足のうち、いったいどれだけこの4店でさばけたんでしょう?因みにボクはこれをニュージャージー州のpacker shoesで購入してます。PackerはこのBodegaとのコラボ物件を以前からマメに取り扱っていた数少ないお店だったんです。
アッパーの基本素材構成はスエードとレザー。レザーはどんな加工をしたのか、ちょっと人工的に見えますね。トゥのメッシュパーツは伸縮するような面白い素材。柔らかいのですが、耐久性どうなんだろう?
で、履いてみると。ん?結構フカフカする履き心地。嫌いじゃないです。ニューバランスをもうちょっと柔らかめにチューニングしたような。ミッドソールも指で押すと凹むのがわかるので柔らかい素材を使っているのでしょう。劣化も早そうですけど。
アウトソールはPAT NO.4642917 XT600とパテント取得されているラバーソール。
タンラベルはエリートラインに使われるウイングロゴ。ちょっとRedWingみたい….
ライニングの素材はピグスキンレザー。でも白いので履いていると汚れがかなりつきそうではあります。
インソールは交換可能。裏を返せばかかと部分にウレタン?みたいなパーツが貼り付けられています。表地はファブリックなんですが、1日履いてると暑さを感じてきます。んで、「IONIC CUSHIONING SYSTEM」という文字と△マークがプリントされてます。
しかし、見れば見るほどゴテゴテしたデザインです。アッパーの複数素材の構成といい、ミッドソールのハイテク感をドヤ顔で表現したような凸凹加工といい。不幸中の幸いなのはBodegaがこれを単色でリリースしたこと。それで遠目からはシンプルなルックスに収まっているのが奇跡的。本当、Bodega、いい仕事してますよ。
まぁでもBodegaでも詰めが甘いなと思ったのが「MADE IN CHINA」。
うーん、昨今スニーカー生産はベトナムがメインだというのにここでくるか、と。気のせいなのか、このスニーカーをしばらく触ってると手が臭くなってくるんですよね。革の素敵な香りではなくて接着剤みたいな、ちょっと独自の匂い。
まぁそれでもたまに履いてたりもするので嫌いじゃないんでしょう、自分でも。
そういや、去年だったかこの再リイシューがヨーロッパで発売されてましたね。やっぱり中国製だったのかしら?
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