2016年9月24日にニューバランスは創立110周年モデルとして「SURPLUS PACK」という限定モデルをリリースしました。ちょっと分かり難いコンセプトの物件で、かなりモデルの数を増やしてのリリースとなりますが、ボクは全く食指が動かず。日本でのリテールプライスも結構いい値段ですね。2.8-3.0万超えですもん。
で、遡ること10年前。
ニューバランス創立100周年にあたる2006年にリリースされた祝儀モデルです。リリースは2006年10月。
栄えあるモデルには3モデルが選出され、それはM577AS, M670VD, そしてこのM1500IB。各モデルとも創立した年(1906年)に合わせた1906足のワールドワイドリリースでした。
因みに日本では各モデル108足の割り当てとなり、その詳細は「9店舗12足ずつ」というかなり狭き門となってました。ゴールデンサイズなんて取り合いだったんだろうなぁ…
これらのモデル、オリジナルカラーという基本を踏襲しつつ、英国フリンビー工場ならではの内輪ネタみたいなところも多々あり。それは「勤続25年を越えた3人の職人さんの名前が冠に」というコンセプトもあるため。この1500の「IB」というのはIan Byersという職人さんの頭文字なんです。577はAudrey Stewart, 670はVictor Dixon。不思議なのはこれらに定番の576がなかったんですよね。670って結構意外でした。
ボックス内にはサイン入りの証明書、これ専用のタグが同梱され、外側から見てこのモデルと認識できるのは唯一タンラベルくらいなものでしょうか。
少し前にも書きましたが670でしたらこの後に日本企画でリリースされたM670GNの方が手に入りやすいし出来も悪くないと思います。
この1500、メインパーツがシンセティックスエードなんですよね。まぁ1500はそういうもんだろと言う認識もありますので改めてダメ出しするつもりもありませんがちょっとアニバーサリーモデルとしてのクオリティとするならば残念かなぁ、と。
10年経った今年、写真を撮り直したのがここにあるものですが、スエードの色褪せやレザーの艶という自分にとってニューバランスのスニーカーに求めるものが全くないんですよね。NIKE AIR EPICでも言いましたけどシンセティックスエードってよれてきてなんかちょっとみっともない。一緒に歳を取ってよれてきてるのを見せられるのがおっさんとしても辛いからでしょうか。
まぁそんな戯言はさておいて。
2006年モデルなのでNBロゴはまだ全て8本線ですね。タンラベルはこんな感じの専用タグ。なんでもフリンビーの工場から見える景色がモチーフだとか。風力発電があるんですね。山の向こうに「1500」のモデルナンバーが。下部にはnew balance 1906-2006の文字が見えます。
タンの裏に普通でしたらモデルナンバー、サイズ、素材表記のシールが転写してあるのですが、この物件ではIan氏を褒め称えるお品書きのタグが縫い付けられています。
インソールはいつものポリウレタン製ですが表地にはIan氏の顔写真を転写したものが彼のサインと一緒に貼られています。人の顔を踏みつけるようでいい気分ではないのでボクはいつものように違うインソールに交換して使ってますが。
リリース当時はオリジナルカラーに近くて雰囲気も良かったので概ねいい反応で迎えられていた記憶があります。それまでオリジナルカラー復刻という商売?はまだしていなかったので。この数年後、オリジナルカラー復刻!とかセカンドカラー復刻!といった展開になるとは…
0 件のコメント:
コメントを投稿