2016年8月4日木曜日

New Balance M998 - circa 2009

2016年現在では日本でも割合普通に買えるようになったM998。コンスタントにリリースされて定番化の感さえあり。


遡ること1993年がオリジナルリリースの物件なのですが、ボクがこれを買った2009年は日本では一部の並行輸入屋さんがわずかに扱っている程度でした。


なのでニューバランス愛好家は某巨大掲示板のニューバランススレでもお約束事項になってるアメリカのRoad Runner Sportsというサイトで購入してました。ここは以前からこのM998とM580をレギュラーモデルとして扱っていましたので。

ただ、このお店、ちょっと送料が高いのが難点で、ボクも2008年には取り扱いを知っていたのにそれ故購入に踏み切れず時間がちょっとかかってしまいました。その後何年か経って某巨大掲示板では「RRSがM998を日本に送ってくれなくなった」という書き込みがいくつか見受けられ、そうかと思えば日本でも正規販売品になったりして、まぁ早い話周りでゴタゴタが多い物件でした。

それはモデルナンバーにも言えることで、2013年から正規販売されたニューバランスジャパンで扱っている同じカラーリングのモデルはM998GYという名称です。

でもね、ここにおかしな点が。このM998GYというナンバリング、実は他にあるのです。2009年秋冬モデルとしてM998GYというのが過去にリリースされているのです。もっとポップなカラーリングで。


じゃあ本当のところはどうよ?って話なんですが、ボクが購入した物件の箱は「M998」と明記されているだけ。恐らく派生モデルが続々とリリースされる前から細々と生産されていたためこういう事になったのではと勝手に推測。カラーリングもグレイ一色だけだからこれでいいのだとばかりに。

購入当時の値段は$76.95+$50近くの送料。2016年ではリテールがこの倍くらいになってますもんね。


個人的に998のルックスは大好きです。ハイテクシューズへの移行期特有のバタ臭さが適度にあるし、ニューバランスでも屈指のタンの長さ。そしてスモールN。"ABZORB"のレトロなフォント。ツボをガンガン刺激してきます。



更にヒールタブのNBロゴの刺繍。バランスが悪く、パチもん臭がプンプン匂い立つような出来の悪さ。これがまた「ザ・アメリカ」な感じがしていいんです。これがフリンビーで仕上がったニューバランスだったら「ちょ、まてよ」ってなるんですが、いいよなぁ、アメリカ。

惜しむらくは足に合わない。

なんだか合わない。

他のニューバランスのモデルに比べてシューアイレットの幅が若干広くとられているために紐できつくしようとしてもホールド感は今イチ。ヒールカップのアーチの形成も中途半端なのか踵がシューズから抜けてく感じがしてどうも安定しない。

なので毎年箱から出して使うのですが、「やっぱりダメだなぁ」と一ヶ月位すると箱にしまわれてしまう、永遠のベンチウォーマー。

ただ、この時期まで流通していたM998にも良いところがありまして、それはタンラベルのフォント。この後数年後に998がプッシュされてくるとなぜかフォントがイタリックに変更されてます。これがカッコ悪い….まさに改悪。

この後懲りずにいくつか998を購入しているのですがやっぱりボクには合わない。
まぁ997が復刻してそちらの方が足に合うからまぁいいかと思ってます。

で、これらの写真は先日撮りました。購入から7年でミッドソールの素材からか、この辺りは綺麗にできないなぁとちょっと諦めてます。

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