正直アディダスのスニーカーを買ったのはおよそ6年振りになります。
その前に最後に買ったのが2006年リリースのGazelleでした。
中学時代はバスケットをしていたのでスーパースターを好んで履いていたのですが、それ以外のアディダスのモデルには全く魅力を感じず、ましてやトレーニングシューズなんて歯牙にもかけていませんでした。周りでカントリーやローマを履いている知人を見ても「ソール硬そうだなぁ」とか思うくらい。
そんなアディダスビギナーが「うわっ!かっこいい!」と思わず購入したのがこのグランプリです。
オリジナルの発売は1970年に遡るモデルのヴィンテージ・リイシューでして、2012年9月に英国で、その後日本でも販売されています。
丁度発売になった頃、英国のsize?から期限付きの10%ディスカウントクーポンをもらったのでそれを使っての購入。日本では定価が¥12.600でした。
ボクはアディダスには履き心地をあまり期待していないのですが、まぁコンフォータブルというポイントは置いといて、ノスタルジックな気持ち良さというポイントではかなりの高得点じゃないかな、と。
size?で購入したのはこの白x青。この配色こそアディダスです。そしてアーカイヴコレクションだけあってシェイプが美しい!
この曲線のグラマラスなこと!
トゥのパーツはビロードのような色合い、見てくれのヌバック。このグレーの色合いも絶妙。遠目から見るとスムースレザーみたいです。
アッパーはまさに「革」といった案配で、裏地は使用されていません。一枚革。ここがまた(・∀・)イイ!
ヴィンテージ加工されたミッドソールの黄ばみ具合もナイキのヴィンテージシリーズよりも”それっぽい”仕上がりで、ミッドソールのいぼいぼ?と思ってよく見るとこれ全て月桂樹?だったりして、うーんラブリー!
1990年代から2000年代半ばまでのスーパースターとかは出来があまりよろしくない、中途半端なアップデートものばっかりだったのですが、それを顧みるとこのアディダスの本気度は凄い。革質はもちろん、タンの薄くて切れ易そうな安っぽい感じ、ライニングの薄さ、白人にしか合わせていないようなラスト(それ故にシェイプが美しいのですが)、足裏に伝わるソールの薄っぺらい感触、その全てが「こんな感じだったよな、うんうん」と記憶を甦らせることしきり。ボクの足ではアディダスの形はいつも小指が当たるのですが、このグランプリもご多分に漏れず当たってます。まぁでも履いていれば多少伸びるでしょう、革だし。あんまりアディダスで足が痛くなった思い出もありませんから。
本来はテニスシューズでして、スーパースターよりも重くないので足は疲れにくいかも。
生産はインドネシア。ナイキのベトナム製もいい仕事ぶりですが、インドネシア、ベトナムは勤勉な御国柄なのでやっぱりこういった製品にも反映されるのでしょうか。じゃあと思って2001年にリリースされたSuperstar Snakeを見たら中国製。やっぱり?
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