いやぁ〜、すっかり寒くなってきました。なので今回はこれを。
2011年から2012年にかけてナイキの別注を乱発しているSize?が2010年10月02日にリリースしたM577LQ "The Estate Pack"のブラックの物件をご紹介。
余談ですが当初のアナウンスでは2モデル同時リリースだったのですが、こちらのLQの方は出荷が遅れて10月5日以降の出荷になってます。
この2つのモデルは対になってまして、”トラッドとモダン”をコンセプトに、ブラックのLQは「都会の夜」、とりわけロンドンの夜がテーマになっています。一方対するM577CWは田園風景のお昼といった風情を演出しています。
Size?でリリース前にサイトで数枚それらのテーマに沿った写真がアップされていまして、なるほどと思った次第。
加えてこのモデルはSize?の10周年を彩る限定モデルの意味合いもあるそうな。
日本ではOSHMAN'Sの独占販売となり、お値段¥25.200で販売されていました。
ちなみにワールドワイドで各モデル250足限定でした。
LQでは甲のパーツにメッシュやレザーではなく、キルティングが使われていますが、イメージ写真ではそれに合わせてモデルがキルティングのジャケットを着ていました。でもロンドンでキルティングのジャケット(というかハーフコート)着てるお兄ちゃんって見た事無かったんだけど。大概レザージャケットだったりしてたけど。で、レザーでもバイカージャケットでシュッとしたお兄さんだとまんまゲイの方々だったりしてたんですが。10年近く前の記憶なので流石に変わりました?
ただ、見てくれの野暮ったさとは裏腹にやはりキルティングはあったかいです。秋にリリースされたのがよくわかります。他のパーツはヌバックとレザーなので冬に履いているとあまり足が冷えないんですよね、これ。オールレザーの576よりぬくいんです。しかもライニングも裏地にスポンジ?を重ね合わせた黄色のフェルトを使ってます。一層ではなく、スポンジみたいなのを張り合わせての2層構造も凝ってますよね。
惜しむらくはやっぱりフリンビー。アッパーのキルティングの糸、ちょっとほつれてました。
以前エントリーしたM577RWG "Berlin Pack"の時もタンラベルの糸がほつれていたと書きましたが今回もそう。裁縫関係は苦手なんでしょうか?まぁでも個人的にはアメリカメイドよりは出来はいいと思いますが。
タンラベルのデザインも別注にふさわしくこれ専用のものが。Size?の家紋らしいです。ちょっと仰々しいかな、とは思いますが。
Nマークの下地には3Mリフレクターが貼られています。箱はChicken 7©2008。
インソールはポリウレタンものですが、ナンバリングはJ.D. - II -1 5684。いつものJD4774/4781ではありません。恐らく通常のは通気性を良くする為に穴がいくつかあいていますが、これは穴の無いタイプ。表地はライニングと同じ素材・色のものが貼られて踵の部分に刺繍で家紋の入ったパーツが縫い付けられています。
あと面白いところではこれ、シューレースの通しに最後のところだけ鳩目を使ってます。なんで?M577でもなかなかない仕様。
鳩目なんてコンバースのオールスターとかアディダスのNizzaとか、いわゆるオールドスクールなバッシュしか見た事無いのでちょっと珍しいなぁ、と。どんな思惑なんでしょう。気になります。
他には好きな人にはたまらないガムソールを採用してます。
ちなみにこのモデル、タン、若干長いです。いいです。あとアッパーのパーツがスエードでなくてスムースレザーというのも大好き。紐を絞めた時にタイトな感じになるから。スエードだとあんまりそういった感触ないですよね。
まぁでも「何故黒と黄色なんだ?」という気持ちが未だに。阪神ファンみたいでちょっと…..このコントラストってファッションの基本みたいなところもあるし。
ロンドンとかヨーロッパの夜だったら黒と、ちょっと黄色がかったオレンジ(街灯)にしたほうが気分だったのになぁ。ポリスだってロクサーヌでレッドライトの下に立たなくていいからって歌ってるくらいだし。
というわけで自分で紐をオレンジにしてみました。