個人的にファブリックのライニングが好みではないのでピグスキンレザーに張り替えてくれる修理屋さんをネットで探し、何軒かメールで問い合わせたところ、返事をくださった大阪府堺市にある「くつ修理なかじま」さんにお願いしました。
今回お願いしたのは2008年製のM1300CL、2004年12月リリースのM577BCD、2007年10月リリースのM577GPIです。
その3足のうち、今日書くのはM1300CL。3足の中では一番コンディションのいい物件です。
ただ、CRカウンターは割れ、ソールがアッパーと剥離しはじめているので来年あたりニューバランスにソール交換を依頼しようとしていたもの。
ニューバランスジャパンのリペアサービスでもライニングの張替えはしてくれるのですが、以前書いたようにPUレザーかシンセティックスエードの2種類、色は白、黒、グレイの3色ですが、こちらからは選べないというのでなかじまさんに委ねました。
当初なかじまさんにお願いしたのは「パンチングの入ったピグスキンで」というリクエストだったのですが、在庫に見合う革がなく、どうしてもというのでしたら業者から手に入れるけれど有無も言わせず買取になりますとのこと。しかも一枚革での買取になるので必要以上の大きさ・高価になります。
ですので、長年革を取り扱っている会社で勤務していた友人に手に入るか尋ねると数日で「手に入ったよ」と嬉しい返事が。
現物は個人的には素晴らしいと言える、薄くブルーがかったニューバランスのグレイ系のスニーカーには最適なもの。シワの感じも最高。「パンチング」はあくまでプロダクションでの工程で、穴が空けられた革というのはないのだそう。
これを使ってもらってのカスタマイズです。
カスタマイズ内容は
✓ ライニングの張替え
✓ 古い1300、996でよく見られるシュータンの劣化(合成皮革なのでボロボロになる)前にピグスキンでシュータンをそっくり作り直してもらう
といったもの。
で、先日届いたのがこれ。
シュータンは純正1300の縫製とは違って577系で見られる袋縫い、そして持ち込みの革は薄かったようで5mmの劣化に強いスポンジを中に挟んでもらってます。
美色のピグスキンレザーと相まって仕上がりが美しい…..
普段使用している革よりも薄いと言われましたのでパンチング処理は断念したのですが、このままでも質感が非常に良くて大満足です。
今度M1300JPもお願いしようかな。