2013年初頭に購入したオニツカのGolden Sparkでスプリットタンの履き心地に魅せられてようやく購入したGel Lyte III。
その前からアメリカ東海岸界隈では別注が凄い勢いで売れているのは知っていたんですが、恐らくヨーロッパでコンスタントにモデルがリリースされるようになったのは2013年になってからなのでは?
このシーズンモデルは2013年9月にヨーロッパでリリースされています。購入先は英国のHanon。£85.00で販売されていました。米国では同じ時期に$100で販売されています。
ずっとチェックはしていたんですが、別注以外のアシックス企画のシーズンモデルではシンセティック素材を多用したモデルが多かったので安っぽさは否めず、ずっと敬遠してたんですが、これは一目で分かる天然スエードをメインパーツに使っているのでなかなかの面構え。アシックスラインの合間に挟み込まれている赤いメッシュもカッコ良くていいなぁと思っていたのにこれはサンプル品の写真だったようで流通したモデルはこのパーツがなくなってました。がっくし。
オリジナルGel Lyte は1989年にデザインされました。スプリットタンを搭載したこのモデルはスポーツシューズ業界に衝撃を与えたそうですが、今でもスタンダードになっていないってことはそれほど効果がないのか?特許を取得しているのならばパテントナンバーがプリントしてあるはずですが、そうでもないし。見た目は確かにアレですが心地よさはかなりのものだと思うんですけどねぇ。
ボックスはasicsロゴの入った青箱。サイズは一般的なオニツカと同じなれどasicsブランドでの展開なので”ONITSUKA(UNITY-M)”の入っていないR-4-2 330 x 210 x 120mmという表記。シューズ生産はヴェトナム。
最初だったのでオニツカと同じサイジングでhanonから購入したんですが、Golden Sparkと同じく、足入るけど捨て寸ほとんど無しといった感じ。英国ではオンラインでの購入時に大体UKサイズで選ばせるのですが(気の利いたところではUSサイズもポップアップで選択出来るところも)、こと、このアシックスはちょっと要注意。と言うのもナイキと同じかと思いきややっぱり違う。ボクのこの物件ではUK10, US11ですので、ナイキでしたらここで29cmと来るのですが、この物件は28.5cm。
オニツカもそうなのですが、オニツカは28.5cmというよりもUS11=29cmの感覚に近い作りなのでまぁ安心出来るのですが、これはちょっと...
というわけで、次回からはハーフサイズ上げたUS11.5なんて数字だけ見たら巨大な物件をオーダーしてますけど。
この物件のアッパー素材はナイロン。目が詰まっていて恐らくバリスティックナイロンかなと思うのですが。
付属のフライヤーというか、お品書きはGELクッショニングシステムを解説する(と言っても専門的なことは何一つ書かれていませんが)のが英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語で一つ、レザーを使っているのを表すイラスト、そしてasicsの社名の意味の解説をドイツ語、英語、イタリア語、日本語で。この二つの四カ国語のチョイスが不明。
ちなみにこのモデル、日本では未発売でこの先もオフィシャルで販売する予定はないとのこと。
このソースは神戸在住のDJ, tofubeats氏のネットでの発言でそう書いてありました。郷土愛からなのか、氏はasics、とりわけGel Lyte IIIが大好きらしく、彼のインスタグラムでは買う度に写真をアップしてるのですが、好きすぎて「国内オフィシャルリリースがあるのか直接問い合わせたことがあって、asicsからの回答は「ない」と言われた」と書いてました。
などと書き溜めていたらミタスニーカーズのサイトに2014年8月辺りに「日本でもようやくオフィシャルリリース決定」と明記され、2014年秋冬モデルから販売開始になるとか。吉報です。
ただ、Gel Lyte III、唯一うーんとなっちゃうのがアイレットの間隔。スプリットタンありきなのでかなりアイレットの左右の幅が広くとられているのです。なので幅広の足という見た目になりがちなのがちょっといただけない。まぁシューレースはあくまで足を固定させる二次的なサポートの役目でしかないのでしょう。だからなのかシューホールは片側6つ穴づつ。実質使うであろう穴は5つですけど。
ともあれ、足入れの良さ、履き心地の良さは通常のスニーカーとは違った次元ですのでハマる人がいるのも納得の物件です。